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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】CuMAS

【OSS情報アーカイブ】CuMAS

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「CuMAS」とは

基本情報

概要

CuMAS(カマス)とは、オープンソースの問い合わせメール情報管理/運用システムです。受信メールを問い合わせ情報として登録し、進捗/対応状況の管理が可能です。

基本説明

CuMAS(Customer's Mail Aggregation System)は、問い合わせメール情報の管理を行います。

CuMASは、サポートセンター/ヘルプデスクなどでの利用を想定している問い合わせサポートシステムです。メールサーバとしての機能は有しません。

指定メールアドレス(サポート用アドレスなど)へ送信されたメール情報を登録/蓄積/分類し、問い合わせ対応担当者に振り分けて、問い合わせ対応をサポートします。担当者の対応についても付随情報として追加します。

「問い合わせ管理をメールのみで実施する」場合、以下のような問題が想定されます。
・問い合わせ発生に気付けずに対応が遅れてしまう。
・対応担当者が決まっていなかったため対応が遅れてしまう。
・対応進捗状況を把握できない。
・過去の対応について参照したい時に、メールを探すための時間がかかる。

CuMASを利用すると、上記のような状況発生を防ぐことができ、円滑なサポート対応が可能になります。

経緯

株式会社デージーネットが開発しています。

2016年3月、同社内で利用していた、問い合わせメール情報管理システムをオープンソースとして公開しました。

連携ソフトウェア

CuMASは、以下のソフトウェアと連携して動作します。
・OS(CentOS7)
・メールサーバ (Postfix)
・データベースサーバ (PostgreSQL)
・Webサーバ(Apache)
・PHP(バージョン5.4以降)
・Webページ/通知メールのテンプレート展開エンジン「Smarty」

主な特徴

問い合わせ情報/対応内容 登録機能

問い合わせメールが来た時点で、宛先/件名を判別して自動的にジョブとしてデータベースへ登録します。問い合わせ担当者の対応内容も追記します。

担当者振り分け機能

問い合わせ対応担当者とメールアドレスの対応を登録しておくことで、問い合わせメールを自動的に対応担当者に振り分けます。

ステータス管理機能

Webインターフェースにより、進捗ステータスを管理できます。

ワーニング機能

一定期間進捗がないジョブがある場合、対応担当者にメールで通知する機能があります。対応漏れを防げます。

検索機能

過去の問い合わせ内容に対しても、迅速にアクセスできます。

電話問い合わせにも対応可能

Webインターフェースから直接登録できるため、電話問い合わせのデータ化も可能です。

ドキュメント

インストール手順などの詳細なドキュメントも整備されています。

同様製品(概要情報)

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「vtiger CRM」「OTRS」「osTicket」など。

ライセンス情報

CuMASのライセンスは「GNU General Public License v2」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

ダウンロードページ

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