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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Pandora FMS

【OSS情報アーカイブ】Pandora FMS

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Pandora FMS」とは

基本情報

概要

Pandora FMS(パンドラエフエムエス)とは、オープンソースの高機能統合監視ツールです。ネットワーク/コンピュータシステム/アプリケーション稼働状況などの監視を行います。

基本説明

Pandora FMSは、さまざまなシステム/ネットワーク/ハードウェア/OS/ソフトウェア/アプリケーションなどを監視するモニタリングツールです。

非常に多機能/高機能なツールです。システム障害発生時には、メール送信などの任意処理の自動実行ができます。

構成

「オープンソース版」と「エンタープライズ版」が存在します。

経緯

「Pandora FMS」の「FMS」は「Flexible Monitoring System」を意味しています。

2004年10月:初版リリース

主な特徴

監視

Pandora FMSのサービスレベル監視は、「異なる要素を1つのグループとして扱い、しきい値超過の蓄積に基づき、ある一定の誤差を許容する」という監視を行います。

SNMP監視、TCPポート監視、WMI監視(Windowsサーバ監視)など幅広い監視が可能です。エージェント監視/エージェントレス監視の両方に対応します。

ネットワークトポロジの自動検出

Pandora FMSは、定期的に新たなシステム(OS)を検出できます。ネットワーク上での他ノードとのリンクレベル関係についても認識/検出できます。

マルチプラットホームエージェント

各種OSなどの監視の他に、ハードウェアエージェントを使用すれば、各センサーの温度/湿度/煙/ガス/水量なども監視できます。

イベント管理

各種イベントに対して柔軟なアクション設定を行えます。

インシデント管理機能を標準搭載しており、イベント発生時に、メールアラート/任意コマンド実行などが可能です。

イベントに対して、オペレータ承諾/処理中ステータス設定/コメント記録などを行えます。

高可用性

全コンポーネントに対して冗長性を持たせることができます。複数のサーバやコンソールを立ち上げることができます。

データベースには、MySQLクラスタを利用できます。

自動更新

アップデートマネージャにより、コンソールから自動的にアップデートをダウンロードできます。

ログ収集

発生したあらゆる事象のログを収集します。ログ収集用/分析ソフトウエアは、デフォルトのものから置き換え可能です。

レポーティング

任意の監視項目に対して、HTML/PDF/XMLなどでのレポートを作成できます。グラフ/SLA/イベントなどのデータを追加できます。レポートは、1時間から6ヶ月の間の間隔を指定できます。

ユーザ管理

グループ/ユーザごとのアクセス制御が可能です。ユーザごとにモニタリング表示をカスタマイズできます。

Webコンソール

すべての操作をWebコンソールで実施可能です。モバイルデバイス(スマートフォン/タブレットなど)にも対応しています。

日本語対応

完全日本語対応しています。日本語版公式ドキュメントに関しても、新バージョンリリースとほぼ同時にリリースされています。

マップ連動

エージェントの位置を示すインタラクティブなマップを提供します。

外部連携

「REST API」による連携が可能です。

同様製品(概要情報)

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Zabbix」「Hinemos」「Hatohol」など。

導入事例

高機能性により、さまざまな領域で幅広く利用されています。

ライセンス情報

Pandora FMSのライセンスは、「GNU General Public License v2」および「GNU Lesser General Public License v2」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

ダウンロードページ

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