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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】VyOS

【OSS情報アーカイブ】VyOS

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「VyOS」とは

「VyOS」基本情報

■概要

VyOS(ヴィワイオーエス/ヴィーオス)とは、​オープンソースのネットワークオペレーティングシステムです。主にソフトウェアルータとして利用されています。

■基本説明

VyOSは、「ルーティング機能」「ファイアウォール機能」「VPN機能」などを提供するプラットフォームで、多くの仮想マシンハイパーバイザで動作します。

VyOSは、Debian GNU/Linuxを基盤として開発されています。
→OSSxCloudNews →オープンソースのOS/Debian GNU/Linuxとは

VyOSは​「小規模オフィス」「データセンター」「ISPエッジ」など、さまざまなネットワーク環境で活用できるように設計されており、多くのネットワーク管理機能を提供します。

■動作環境

VyOSは、「物理ハードウェア」「自社サーバ上の仮想マシン」「クラウドプラットフォーム」にインストールできます。

​​ブート可能な「ライブCD ISOイメージ」形式で提供されています。

また、Amazon EC2で利用できる「VyOSのAMIイメージ」も提供されています。

■経緯

・2013年、初版リリース

Vyattaベース

VyOSは、ソフトウェアルータ「Vyatta(Core 6.6 R1)」のフォークプロダクトです。
→OSSxCloudNews →オープンソースのネットワーク系ツール/Vyattaとは

主な特徴

■仮想化サポート

VyOSは、ハイパーバイザに対応しており、「準仮想ネットワーク」と「SCSIデバイス用ドライバ」を含んでいます。

サポートしているハイパーバイザ

・KVM
・Xen(HVMモード)
・VMware
・Microsoft Hyper-V
・VirtualBox など

■スモールフットプリント

VyOSのディスクとメモリのフットプリントは比較的小さいため、小さなx86ボード上で実行できます。

主な機能

VyOSは、ネットワーク管理として必要とされる多くの機能をサポートしています。

機能強化や機能追加についても進められています。

■VLAN

・802.1q
・QinQ

■静的/動的ルーティング

・IPv4とIPv6のBGP
・OSPFv2
・RIP
・RIPng
・ポリシーベースルーティング など

■ファイアウォール

・IPv4ファイアウォールのインターフェース
・ゾーンベースのファイアウォール
・IPv4/IPv6トラフィックのファイアウォールルールセット(アドレス/ネットワーク/ポートグループに割り当て)

■トンネルインターフェース

・PPPoE
・GRE
・IPIP
・SIT
・静的L2TPv3
・VXLAN

■VPN

・IPv4/IPv6のサイトツーサイトIPsec
・L2TP/IPsecサーバ
・PPTPサーバ
・OpenVPN(サイト間およびリモートアクセス用)

■NAT

・ソースNAT
・ポート転送
・1対1の変換
・1対多の変換
・多対多の変換

■DHCP

・DHCP/DHCPv6サーバとリレー

■冗長性

・VRRP
・接続テーブル同期

■フローアカウンティング

・NetFlow
・sFlow

■プロキシ

・Webプロキシ
・URLフィルタリング

■シェイピング

・QoSポリシー(ドロップテール、フェアキューなど)
・トラフィックリダイレクション

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「OpenSwitch」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→VyOS (VyOS:an open source linux-based os for routers and firewalls)

ライセンス情報

VyOSのライセンスは「GNU General Public License v2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →vyos/LICENSE

ダウンロード

→VyOS →VyOS Downloads

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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