マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】postLDAPadmin

【OSS情報アーカイブ】postLDAPadmin

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「postLDAPadmin」とは

postLDAPadminの概要

postLDAPadmin(ぽすとえるだっぷあどみん)は、メールサーバのアカウント情報を管理するためのウェブアプリケーションです。

メールシステムではアカウント情報をLDAPで管理することがあります。メールサーバを負荷分散したり冗長化したりする場合、複数のメールサーバでアカウントを共有する必要があります。このような時にメールアカウントをLDAPに登録して各メールサーバから参照することで、アカウントの一元管理を行うことができるようになります。また、LDAPは、ウェブサーバやRADIUSサーバ等の認証にも利用することができますので、認証基盤の統一を行うことも可能です。

postLDAPadminは、メールシステムで利用するLDAP情報をウェブインタフェースから操作するためのソフトウェアです。メールアカウントや簡易メーリングリストの管理を行うことができます。また、ウェブインタフェースは機能追加が行えるように設計されていますので、独自機能の追加も容易に行うことができます。

postLDAPadminは、メールアカウントの管理や簡易メーリングリストの管理を行うための管理者ウェブインタフェースと、パスワード変更やメール転送設定等を行う利用者ウェブインタフェースを提供しています。

 

postLDAPadminを利用するメリット

postLDAPadminを利用することには、次のようなメリットがあります。

  • Linuxのコマンドライン操作を行うことなく、メールアカウントの管理を行うことができます。
  • LDAPデータの管理に関する知識がなくても比較的簡単にLDAPデータの追加・編集・削除ができます。
  • LDAPデータの追加・編集・削除のためにLDAP管理コマンドを使用する手間がありません。
  • ウェブインタフェースに独自機能の追加を容易に行うことができます。

こんなお客さまにpostLDAPadminの導入をオススメ

次のようなお客様に、postLDAPadminの導入をオススメします。

  • メールアカウント管理を簡単に行いたい
  • システム管理者のウェブインタフェースだけでなく、利用者用のウェブインタフェースも欲しい
  • メール転送設定、パスワード変更、メール容量制限等、メールサービスに付加価値を持たせたい

連携するオープンソースソフトウェア

postLDAPadminは以下のOSSと連携して動作します。

OS Linux
メールサーバ Postfix
POP/IMAPサーバ Dovecot
Courier-IMAP
LDAPサーバ OpenLDAP
ウェブサーバ Apache
PHP

postLDAPadminのライセンス

postLDAPadminはGPLv2(*1)の元でオープンソースソフトウェアとしてリリースされています。

*1 GNU General Public License version 2 の略

postLDAPadminのダウンロードページ

postLDAPadminのダウンロードページ

postLDAPadminのサポート

postLDAPadminの開発元である株式会社デージーネットは、本ソフトウェアのサポートサービス、カスタマイズを承ります。また、postLDAPadminを使用したメールサーバの構築も承ります。

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

情報提供協力

このページは、株式会社デージーネットの協力により作成しました。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。