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デジタル寺田の3分用語解説

2025.01.06

【デジタル寺田の3分用語解説】 「 物流DX 」とは?🚚

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【デジタル寺田の3分用語解説】 「 物流DX 」とは?

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解説テキスト

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はじめに

今日は、物流DXについて解説していきます!

物流DXの「概要」

まず、「物流DXとは何か?」について話していきたいと思います。
物流DXというのは、デジタル技術を活用して従来の物流業務やプロセスを改善し、業界全体を改革する取り組みのことを指します。
国土交通省では、「機械化・デジタル化を通じて、物流のこれまでのあり方を変革すること」と定義していますね。
たとえば、AIによる配送ルートの最適化や、ドローン、自動配送ロボットを活用した効率的な配送の実現などが挙げられます。

物流DXが「必要な背景」

では、なぜ物流DXが必要とされているのか?
その背景として、「2025年の崖」と「2024年問題」があります。

物流業界の「課題」

「2025年の崖」というのは、DXの推進が遅れることで最大12兆円の経済損失が発生するリスクを指します。
そして、「2024年問題」は働き方改革関連法によって発生する物流業界の課題です。
たとえば、ドライバーの時間外労働の上限が制限されることで、ドライバーの賃金が低下したり運送会社の利益が減少したりといったことが予想されています。

物流DXの「重要性」

物流業界に求められているのは、効率化と労働環境の改善を実現しつつ、競争力を高めること。
こうした問題を解決するために、物流DXが必要不可欠なんです。

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日本の物流DXが遅れている理由

ですが、日本の物流DXは他の先進国と比べて遅れていると言われています。
なぜ遅れているのでしょうか?

物流DXが遅れる理由①:荷主対応文化によるプロセス標準化の難しさ

まず1つ目は、「標準化の難しさ」です。
日本の物流業界は、顧客である荷主の要望に非常に柔軟に対応する文化が根付いています。
その結果、サービスのカスタマイズが当たり前となり、物流プロセスの標準化が難しい状況となっているんです。
たとえば、欧米では指示書に書かれているような定められた業務にのみ対応することが一般的です。
日本では荷主の要望に応じて特別な対応をすることが多く、これが日本特有の強みでもある一方で、DX推進の妨げになっています。

物流DXが遅れる理由②:多層的サプライチェーン構造による統一的推進の困難さ

次に物流DXが遅れている理由の2つ目は、「複雑なサプライチェーン構造」です。
日本では、製品が消費者の手元に届くまでの過程に、多くの企業が関与しています。
調達、在庫管理、配送、流通など、それぞれのプロセスが細かく分かれていて、統一的な取り組みが難しいんです。
しかも、どの企業がリーダーシップを取ってDXを推進するかも決めにくい。
結果としてDX推進の難易度が増してしまうんです。

物流DXが遅れる理由③:「小規模事業者の多さ」と「資源・人材不足」

そして理由の3つ目は、「小規模事業者の多さ」です。
トラック運送業界の98%以上は、従業員数100人以下の小規模な事業者で占められています。
従業員がデジタル技術に馴染むまでに時間がかかるケースもあります。
こうした企業では資金や技術、人材の不足が深刻で、さらに高齢化が進んでいる傾向にあり、新しい技術やシステムの導入が難しい状況なんです。

DX推進の障壁=日本特有の物流業界の特徴

日本特有の物流業界の特徴が、DXの導入を妨げる要因になっているんです。

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日本物流業界の「独自課題」

日本の物流業界は、複雑な商習慣やサプライチェーン、小規模事業者の多さなど、他国にはない課題を抱えています。

物流DX推進の「鍵」

こうした課題を解決するためには、AIやIoT、ロボットなどの先端技術を活用した効率化や業務の標準化が欠かせません。
物流業界全体の競争力を高めるために、各企業が課題を正確に認識し、DXを推進するための積極的な取り組みが求められているんです。

おわりに

さて、みなさん、いかがでしたでしょうか。
質問があれば、ぜひコメントしてくださいね!

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