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OSS情報

2023.04.26

【OSS情報】C言語代替プログラミング言語「 Odin 」

【OSS情報】C言語代替プログラミング言語「 Odin 」

【OSS情報】C言語代替プログラミング言語「 Odin 」

Odinのロゴ
コードのイメージ

Odinの「概要」

「Odin」(オーディン)とは、
「データ指向」かつ「明確な型付け」を備えたオープンソース汎用プログラミング言語です。

「C言語の代替手段」として開発されています。

設計基本原則

・シンプル
・読みやすさ
・スケーラビリティ
・最小限
・直交性の追求
・プログラム=「データを他の形式のデータに変換」
・コード=「アルゴリズムを表現するもの」「型システムではない」
・古いプログラミング言語には「知識と知恵」が埋め込まれている

→odin-lang.org →docs →faq →#what-are-the-guiding-principles-behind-the-design-of-odin

アーキテクチャサポート

・AMD64
・AArch64
・ARM64
・wasm32

→odin-lang.org →docs →faq →#what-architectures-does-odin-support

ユースケース

・システムプログラミング
・ゲーム開発
・リアルタイムアプリケーション開発
・組み込みシステム開発
・WebAssembly開発
・クロスプラットフォーム開発

Odinの「特徴」

最新コンピューター向けにゼロから設計

・SOAデータ型
・配列プログラミング
・その他の機能のサポート

データ指向言語

・オブジェクト指向言語ではない
・メソッドを提供していない
・「データ」と「コード」は別の概念として扱うべきである
・データに「動作」があってはならないと考える
・ユーザーは必要に応じて「仮想プロシージャテーブル」を作成できる

→odin-lang.org →docs →faq →#is-odin-an-object-oriented-language

ハイパフォーマンス

・「メモリレイアウト」「メモリ管理」「カスタムアロケータ」などを低レベルで制御

主要グラフィックスAPI の公式ライブラリを提供

・OpenGL
・Vulkan
・Direct3D11
・Direct3D12
・Metal
・WebGL 1/2 など

手動メモリ管理ベース言語

・Odinプログラマーが「メモリ管理」「追跡管理」を実施する必要がある
・Odinは、暗黙的システムを通じて、メモリ管理を支援

→odin-lang.org →docs →overview →#allocators

「暗黙的数値型変換」は非実装

・Odinは「明示的な変換」を使用する
・移植性が高まる
・言語を単純化できる

→odin-lang.org →docs →faq →#why-does-odin-not-have-implicit-numeric-type-conversions

「暗黙的プロシージャのオーバーロード」は非実装

・暗黙的プロシージャオーバーロードは、スコープシステムを複雑にする
・プロシージャはプロシージャ内でネストできる

→odin-lang.org →docs →faq →#why-does-odin-have-explicit-procedure-overloading-but-not-implicit-procedure-overloading

「例外処理」は非実装

・制御構造に「例外処理」(try-catch-finally)を結合するとプログラムの理解が複雑になる
・Odinでは「複数の戻り値」を使用して「シンプルなエラー処理」を使用
・エラー値が「どのプロシージャから来たのか?」が明らかになる

→gingerbill.org →article →2018/09/05 →exceptions-and-why-odin-will-never-have-them

Odinの「機能」

言語機能

・UTF-8サポート
・カスタムアロケーター
・コンテキストシステム
・配列プログラミング
・メモリレイアウトの高度な制御
・エンディアン固有の整数型
・map型の実装
・型推論
・複数の戻り値
・ステートメントレベルで切り替え可能な境界チェック など

→odin-lang.org →docs →faq →#what-does-odin-offer-over-other-languages

エディタサポート機能

・Sublime Text
・GNU/Emacs
・Vim など

→github.com →odin-lang →Odin →wiki →Odin-Libs →#editor-support

ライブラリ機能

・「odin-gl_font」:フォントレンダリングをすばやくセットアップ
・「bindgen」:「C言語ヘッダファイル」を「Odinバインディングファイル」に変換
・「odinhttp」:シンプル「Odin http(s)」クライアント
・「mani」:Lua双方向バインディングジェネレーター
・「glcache」:キャッシュされたOpenGL呼び出し など

→github.com →odin-lang →Odin →wiki →Odin-Libs →#libraries

バインディング機能

・「odin-gl」:「Core OpenGL 4.5」のバインディング
・「odin-openssl」:「OpenSSL」のバインディング
・「odin-lua」:「Lua」のバインディング など

→github.com →odin-lang →Odin →wiki →Odin-Libs →#bindings

Odinの「オフィシャルサイト情報」

オフィシャルサイト

→odin-lang.org

GitHubページ

→github.com →odin-lang →Odin

主要開発元

Odinは「Odin開発コミュニティ」が中心となり開発が進められています。

→odin-lang.org →community

ライセンス情報

Odinのライセンスは「BSD 3-Clause “New” or “Revised” License」です。

詳細について、こちらを参照ください。

→github.com →odin-lang →Odin →LICENSE

動作要件

→odin-lang.org →docs →install →#requirements

インストール

→odin-lang.org →docs →install/

ショーケース

→odin-lang.org →showcase

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マジセミのイメージロゴ


参考サイト
→github.com →odin-lang →Odin
→odin-lang.org

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