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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Apache HTTP Server

【OSS情報アーカイブ】Apache HTTP Server

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Apache HTTP Server」とは

基本情報

概要

Apache HTTP Server(アパッチ エイチテーテーピーサーバ)は、世界で最も広く使われているWebサーバソフトウェアとなっています。

Webサーバソフトウェアとは、HTTP規則に従い、クライアントソフトウェアであるWebブラウザに対して、HTML情報や、画像や動画などのオブジェクト情報の表示を提供するサービスプログラムのことを指します。

巨大規模な商用サイトから、個人で使用するレベルの自宅用個人サーバまで、各種状況に応じた汎用性を発揮できる点が最大の魅力であり特徴です。

Apacheソフトウェア財団のApache HTTPサーバプロジェクトとして開発が行われています。Apacheシリーズの代表的なオープンソースソフトウェアとなっています。

世界でのシェアが非常に高いのが特徴で、そのため、技術者数も多く存在している点が安心できるポイントになっています。

機能拡張しやすい設計になっており、さまざまな追加モジュールが開発されているため、機能拡張時の選択肢も豊富で、それぞれの状況に合わせて、段階的に、柔軟に機能拡張していくこともできます。他のWebサーバからの移行も、やりやすくなっています。そのため、まず、最初は、小規模単純機能だけのWebサーバを構築して、次第に、大規模高機能サーバに拡張していくということも可能です。この、順次拡張していくことができるという点も、安心できるポイントになっています。

こんなお客様にオススメ

次のようなお客様に、Apache HTTP Serverの導入をオススメします。
・信頼性と可用性の高いWebサーバソフトウェアを導入したい
・サービス規模と機能を、段階的に拡張させていきたい
・まずは、小規模Webサーバで、試験的に実験運用をしてみたい
・安定的に技術者を確保して、継続的に補充、補強していきたい
・機能拡張の選択肢が多く、独自サービス開発に利用しやすいものを選びたい

主な特徴

・世界シェア50%を超える圧倒的な普及率
・膨大な数となる事例数による検証とデバッグによる信頼性
・世界中で開発され続けている多彩で多様なモジュール
・ほぼすべてのプラットフォームに対応
・シンプルな構成で、かつ、軽い動作を生み出す設計思想

技術的特徴

【複数のバージョンのサポート】
ほぼセキュリティ関係の修正だけをしている安定版「2.2系」と、最新機能を搭載している「2.4系」の2系統をサポートしています。

【複数のOSへの最適化】
数多くのOSをサポートするために、MPM(マルチプロセッシングモジュール)という仕組みを採用しています。これによって、利用するOSに最適化されたApacheを組み込むことができます。

【モジュールによる機能追加】
Apacheの実行ファイルそのものにモジュールを組み込む方式である「静的リンク」と、モジュールを別ファイルとして作成し、必要に応じてモジュールの機能を呼び出す方式である「動的リンク」の2種類の方法で、機能追加することができます。

導入事例

Apache HTTP Serverは、ほぼすべてのプラットフォームに対応していて、高い安定性を誇っているため、個人レベルから、エンタープライズ規模まで、さまざまな業種・システムにおいて、信頼できるWebサーバとして幅広く利用されています。

ライセンス情報

Apache HTTP Serverは、Apacheソフトウェア財団 (ASF) によるソフトウェア向けライセンス規定である「Apache License」によって、提供されています。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

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