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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Apache OpenOffice

【OSS情報アーカイブ】Apache OpenOffice

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Apache OpenOffice」とは

基本情報

概要

Apache OpenOffice(アパッチオープンオフィス)とは、「Microsoft Office」と同等の機能を持つ、オープンソース高機能オフィススイート製品です。

オフィススイートとして、文書作成、表計算、プレゼンテーション、図形描画などのソフトウェアで構成されています。

「Microsoft Office」と類似した操作性であるため、「Microsoft Office」から「Apache OpenOffice」に移行した際に、同じような操作性で使うことができます。

また、「Apache OpenOffice」は、「Microsoft Office」とのデータ互換性が高く、「Microsoft Office」のWordファイルやExcelファイルの読み込み、修正、保存などが可能です。逆に、「Apache OpenOffice」で作成したファイルを、「Microsoft Office」で読み込み可能なファイル形式で保存することもできます。

「Apache OpenOffice」の前身である「OpenOffice.org」の時から、ドキュメントのフォーマットとして、独自のOpenDocument Format(OpenDocument Format for Office Applications)という規格を採用していました。2006年に、この規格がISO(国際標準化機構)に認定されたことによって、海外の政府機関や自治体などが、当時の「OpenOffice.org」導入を加速しました。

「Apache OpenOffice」と同様なオープンソースオフィススイートとして、「LibreOffice」があります。「LibreOffice」のほうでは、「LibreOfficeとOpenOfficeの違い」について、紹介しています。
→OSSNews OSS情報 「LibreOffice」

「Apache OpenOffice」 と 「Microsoft Office」製品名対応表

機能 「Apache OpenOffice」製品名 「Microsoft Office」製品名
表計算 Calc(カルク) Excel(エクセル)
文書作成 Writer(ライター) Word(ワード)
プレゼンテーション Impress(インプレス) PowerPoint(パワーポイント)
図形描画 Draw(ドロー) Publisher(パブリッシャー)
データベース Base(ベース) Access(アクセス)
数式エディタ Math(マス) 数式エディタ機能
開発用プログラミング言語 Basic(ベーシック) Visual Basic(ビジュアルベーシック)

主な特徴

【オープン性】
国際標準規格(ISO/IEC 26300)、日本工業規格(JIS X 4401:2010)のOpen Document Format(ODF)を採用しています。

【マルチプラットフォーム】
Windows、Linux、Macなどの各種OSに対応しています。

【「Microsoft Office」との高い互換性】
「Microsoft Office」との高い互換性によって、移行や並行使用しやすくなっています。

【多数のファイル形式に対応】
「Microsoft Office」ファイルや、pdfファイルやswfファイルなどにも対応しています。

【コスト効果】
ライセンス費用を必要としないため、商用製品に比べて、導入コストを節減することができます。

同様製品(概要情報)

「Apache OpenOffice」と同様の機能を提供しているのは、以下のようなものがあります。
商用ソフトウェア製品 : 「Microsoft Office」、「JUST Office」など。
オープンソースソフトウェア製品 : 「LibreOffice」など。

導入事例

世界中で、日本の自治体などでも、多数の導入実績があります。

ライセンス情報

「Apache OpenOffice」のライセンスは、Apacheソフトウェア財団が規定する「Apacheライセンス」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

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