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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】BudgetRunner

【OSS情報アーカイブ】BudgetRunner

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「BudgetRunner」とは

基本情報

概要

BudgetRunner(バジェットランナー)は、中小企業向け経営管理サポートを実現するための予算編成製品です。

「BudgetRunner」は、クロスキャット社の商用版クラウド型予算管理サービス「CC-BudgetRunner」の予算編成機能をOSS公開したものです。

商用版「CC-BudgetRunner」は、予算編成機能、予実管理機能、その他機能などが搭載されていますが、OSS版「BudgetRunner」は、予算編成機能のみとなります。

Excelなどの表計算ソフトウェアで予算編成を行う場合、入力編成作業に多大な労力と時間が必要となります。さらに、入力ミス、計算式設定ミス、データ不整合、金額不整合などの問題が発生しがちとなります。そこで、BudgetRunnerを導入して予算編成作業を行うと、入力された予算データが、自動的にデータベースで一元的に管理されるため、データ精度を上げることができ、所要時間も効率化することができます。

BudgetRunnerは、Linux、Tomcat、PostgreSQL、PHPなどの各種OSSを基盤ソフトウェアとして開発されています。

主な機能

主な機能として、「予算入力」、「予算保存」、「予算承認」、「予算却下」などの機能がサポートされています。

BudgetRunnerは、3種類の方法で予算を入力することができます。予算科目ごとに異なる入力要件であっても、柔軟に対応して、入力することができます。

予算編成機能

【入力種類1 申請科目予算】
申請科目予算は、各部門において所属するメンバーが、一般ユーザとして入力や申請を行うものです。入力時に、予算科目よりも、さらに詳細な細目レベルでの登録が可能になっています。また、細目レベルには、細目名と備考(コメント項目)をテキストデータとして登録することができるため、管理者サイドが確認するべき申請根拠などについても、登録データとして保存・参照することができます。

申請科目予算の作成手順(一般ユーザ画面)

予算管理部門の管理者ユーザは、各部門からの申請状況をリアルタイムにチェックすることができます。

申請科目予算の状況確認(管理者ユーザ画面)

申請予算科目のステータスを変更することができます。各部門から申請された予算1件1件について、予算管理部門において、承認または却下の判定を行うことができます。却下された申請予算科目については、申請した各部門で修正登録をした後、再申請することができます。

申請科目予算のステータス遷移

【入力種類2 配賦科目予算】
全社共通経費を、各部門に配賦(振り分け)することができます。全社共通経費総額の入力後、配賦マスターデータで定義された配賦率に従って、各部門へ配賦されます。

配賦科目予算の作成手順

【入力種類3 入力科目予算】
人事部門で管理する、給与、通勤手当、住宅手当などの経費は、部門・科目単位で、合計金額を直接入力することができます。

入力科目予算の作成手順

同様製品(概要情報)

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

商用製品:「CC-BudgetRunner」など。

導入事例

主に、中小規模の領域で利用されています。

ライセンス情報

BudgetRunnerのライセンスは、「BSD 2-Clause License (aka FreeBSD License)」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

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