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OSS情報
2020.01.01
【OSS情報アーカイブ】Draft

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。
「Draft」とは
「Draft」基本情報
概要
Draft(ドラフト)とは、「Docker」コンテナデプロイサポートツールです。Microsoftが提供しています。「Kubernetes」クラスタ上へのデプロイと継続的インテグレーション機能を提供します。
基本説明
Draftを使用すると、Kubernetesクラスタ上で動くコンテナベースアプリケーションの開発工程を簡素化できます。
開発者は、Docker/Kubernetesの管理作業から解放され、アプリケーション開発に専念できます。
「Kubernetes」とは
「Kubernetes(クーベルネイテス)」とは、Dockerコンテナ群管理フレームワークです。コンテナ群のデプロイ/オーケストレーション/クラスタリング管理/運用管理などの各機能を提供します。
→OSS×Cloud News →オープンソースの運用管理・運用自動化/Kubernetesとは
経緯
Draftは、2017年5月、オープンソース公開されました。
主な特徴
Draftのターゲット
Draftは、開発者のワークフローである「インナーループ」をターゲットしています。
「インナーループ」とは「コード記述中状態(バージョン管理コミット前)」を意味しています。
2ステップでKubernetesへデプロイ
Draftを使用すると、2つのコマンドのみで、Kubernetesへのデプロイを行えます。
ステップ①「draft create」
1. Draftが対象アプリケーション言語を検知
2.「Dockerファイル」と「Kubernetes用パッケージマネージャHelmに対応したパッケージング」をソースツリー出力
ステップ②「draft up」
1. Dockerファイルを基にビルドを実行
2. Kubernetesへデプロイ
継続的インテグレーション
Draftでデプロイされたコンテナアプリケーションのコードをローカル環境で修正すると、継続的インテグレーションが行われます。
1. 自動的にKubernetesへデプロイ
2. バージョン管理システムにコミットしてプッシュ
Docker/Kubernetesのインストール不要
Draftを使用する場合、ローカル開発環境にDocker/Kubernetesのインストールは必要ありません。
サポート言語
主要な開発言語をサポートしています。
・Python
・Node.js
・Java
・Ruby
・PHP
・Go
同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Paus」「Rancher」など。
ライセンス情報
Draftのライセンスは「MIT License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →Azure →Draft →LICENSE
ダウンロード
参考元サイト
・GitHub →Azure →Draft
・Azure →Blog →Announcements →Streamlining Kubernetes development with Draft
・ZDNet →MS、コンテナベースのアプリ開発を効率化するオープンソースツール「Draft」リリース
・Publickey →マイクロソフト、アプリを自動的にDockerコンテナ化してKubernetesへデプロイしてくれる「Draft」をオープンソースで公開
・OSDN →Magazine →米Microsoft、Kubernetesで動くコンテナアプリ構築ツール「Draft」を発表
・TechCrunch Japan →MicrosoftのDraftはコンテナ化の面倒を引き受けるクラウドサービス、デベロッパーはアプリケーションのコードをローカルに書くだけ
・Wantedly Engineer Blog →Docker Compose を使った オープンソース PaaS: Paus のご紹介
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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