マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Django

【OSS情報アーカイブ】Django

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Django」とは

「Django」基本情報

概要

Django(ジャンゴ)とは、Python実装のWebアプリケーションフルスタックフレームワークです。Webアプリケーション/サービスの迅速開発をサポートします。

基本説明

Djangoを利用すると、迅速に、少ないコードで、優れたWebアプリケーションを構築できます。プロトタイプ(シンプルWebアプリ)などであれば、数分で構築することも可能です。

Djangoは、シンプルで学習コストが低いため、Webフレームワーク初心者にも扱いやすい設計になっています。

経緯

2005年7月、公式リリースされました。

主な特徴

高速開発

Djangoは、Webアプリ開発において、開発コンセプト段階から完成段階まで、できるだけ迅速に構築できるように設計されています。
「コンポーネント再利用性」「拡張性」「迅速開発」「DRY(Don't Repeat Yourself)」などを原則としています。

緩やかな「Model-View-Controller」デザインパターンが導入されており、開発方法に合致する構築を行えます。

Djangoの設計思想の1つとして、「複雑なデータベース主体のWebサイトを簡単に構築できるようにする」というものがあります。
特に「ORM(Object Relational Mapping:オブジェクト関係マッピング)」が優れているため、DBアクセス用コードを1行も記述せずに完成させることも可能です。

Pythonベース

開発言語ベースとして「Python」が選定され、ファイルモデル/データモデルなどの部分にまで、Pythonが一貫して用いられています。

「シンプル言語セット」「学習コストが低い」などの特徴を持つPythonを利用した迅速開発を行えます。

Djangoのコンポーネント

Djangoには、Webアプリ開発で必要とされる機能があらかじめ搭載されています。拡張機能を利用せずに、Django単体のみで完結することも可能です。

主な提供機能

  • 管理画面
  • ユーザー認証
  • サイト案内ページ
  • RSSフィード
  • コンテンツ管理
  • サイトマップ
  • O/Rマッパー
  • URLディスパッチャ
  • Djangoモデルインスタンスのシリアル化機構
  • 軽量スタンドアロンWebサーバ
  • HTMLフォーム検証システム
  • キャッシュフレームワーク
  • カスタム処理実行サポート
  • 内部ディスパッチャシステム
  • 多言語化機構
  • テンプレートエンジン機能拡張機構 など
拡張性

Djangoで扱う各ファイルは、それぞれ役割が決められており、別々に切り分けて開発できます。

それぞれの部品の独立性を高く維持できるため、容易に機能拡張を行え、さまざまな要件に対して柔軟に対応できます。

セキュリティ

Djangoでは、多くのセキュリティリスクに対する対策が施されています。

  • SQLインジェクション
  • クロスサイトスクリプティング
  • クロスサイトリクエスト偽造
  • クリックジャック など

また、ユーザー認証システムでは、ユーザーアカウントとパスワードを安全に管理できる方法が提供されています。

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Flask」「Bottle」「Tornado」など。

導入事例

Djangoは、「Instagram」「Pinterest」など、多くの実績があります。

オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Django(Django makes it easier to build better Web apps more quickly and with less code.)

ライセンス情報

Djangoのライセンスは「BSD license」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →django →LICENSE

ダウンロード

→Django →Download

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

経営活動に活用できる 原価管理 を実現するには? 〜製造業の現実的な課題に向き合い、現場視点から改善する原価管理手法の必達プロセスをご紹介〜

ウェビナーまとめ

2024.05.15

経営活動に活用できる 原価管理 を実現するには? 〜製造業の現実的な課題に向き合い、現場視点から改善する原価管理手法の必達プロセスをご紹介〜

2024年3月12日に三菱電機ITソリューションズ株式会社とアットストリームパートナーズ合同会社の共催で、組立加工製造業向けのセミナー「なぜか高くなる原価を管理する 不確実性の時代を乗り切るためのコスト戦略とは」が開催されました。本セミナーでは、製造業における原価管理の現状と改善手法について深く掘り下げ、経営活動への具体的な活用方法を提示しました。今回は、その講演の要点をお伝えします。

【OSS情報】LLMトレーニング用ライブラリ「 GPT-NeoX 」📚

OSS情報

2024.07.18

【OSS情報】LLMトレーニング用ライブラリ「 GPT-NeoX 」📚

「 GPT-NeoX 」は、GPU上で大規模言語モデル(LLM)を効率的にトレーニングするためのライブラリです。NVIDIAのモデルを基に独自の最適化が加えられ、オートレグレッシブ言語モデルのトレーニング手法を集約しています。

【OSS情報】WebベースAPI開発スイート「 Hoppscotch 」🌐

OSS情報

2024.07.04

【OSS情報】WebベースAPI開発スイート「 Hoppscotch 」🌐

「 Hoppscotch 」は、オープンソースのAPI開発エコシステムで、使いやすさとアクセシビリティを重視した軽量なWebベースのスイートです。無料版と有料版があり、PostmanやInsomniaの代替として利用可能です。