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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Trac

【OSS情報アーカイブ】Trac

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Trac」とは

「Trac」基本情報

■概要

Trac(トラック)とは、ソフトウェア開発向けのプロジェクト管理(バグ追跡)ツールです。

■基本説明

Tracは、ソフトウェアプロジェクト管理ツールです。

Python実装のWebアプリケーションベースで、「バグデータベース機能」「強化されたWikiでのバグ追跡機能」「バージョン管理機能」などを提供します。

■経緯

Tracは「CVSTrac」に影響を受けて開発されており、Edgewall Software社によりサポートされています。

主な特徴

■バージョン管理システム連携

Tracは以下のバージョン管理システムと連携します。複数のリポジトリを接続できます。
・Subversion
・Git
・Mercurial
・Bazaar など

ファイル比較コードハイライト機能

Tracは、「ファイル比較機能」と「コードハイライト機能」を提供し、ファイルの相違点や変更箇所を直感的に確認できます。

■Wikiドキュメントサーバ

Tracは、組み込みのWikiドキュメントサーバを搭載しており、「チーム連絡」「ユーザーとプロジェクトリソースの管理」などに使用できます。

Wikiでは、共有/編集などの許可設定を可能で、チケット/レポート/ソースコードへのリンクとして利用できます。

用意されているWikiページテンプレートをカスタマイズすることで拡張していきます。

■コンテンツシンジケーション

TracはコンテンツのシンジケーションのためのRSSをサポートしています。

変更内容などについてチームメンバーが購読できます。

■カスタマイズ

設定オプション

Tracは、設定オプションにより、グループワークフローに合わせてプラットフォームをカスタマイズできます。

プラグイン拡張

Tracは、プラグインを利用した標準機能の拡張を行えます。Tracのコア機能をサポートするために、さまざまなプラグインが用意されています。
・スパム対策
・継続的インテグレーション連携
・ドキュメントジェネレーター
・ファイル管理
・グラフ作成—ガントチャート
・通知
・時間トラッキング など

→Trac →Trac Plugins List

その他のプロジェクト用管理

Tracは、ソフトウェア開発プロジェクト管理向けに設計されていますが、その他のプロジェクトでも十分に利用できる柔軟性を備えています。

プロジェクトのニーズに合わせたカスタマイズにより、さらに最適化できます。

主な機能

■マイルストーン(ロードマップ)機能

Tracでは、プロジェクトマイルストーンを設定し、進捗状況のロードマップを要約して表示できます。

より詳細レベルの管理(表示)が行える「タイムライン機能」も備えています。

■チケット管理機能

Tracでは、「バグ」「問題」「機能要求」などに対してチケットを発行して追跡管理できます。

チケットは「重大度」「プロジェクト」「バージョン」「所有者」などにより、検索/フィルタリングできます。

■Wikiマークアップ機能

「問題の説明」や「コミットメッセージ」にWikiマークアップを付け、「バグ」「タスク」「チェンジセット」「ファイル」「Wikiページ」間のリンクやシームレスな参照を作成できます。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Redmine」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Trac(The Trac Project)

ライセンス情報

Tracのライセンスは「修正BSDライセンス」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Trac →Trac License

ダウンロード

→Trac →Trac Download

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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