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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Dojo Toolkit

【OSS情報アーカイブ】Dojo Toolkit

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Dojo Toolkit」とは

「Dojo Toolkit」基本情報

■概要

Dojo Toolkit(ドージョーツールキット)とは、JavaScriptツールキットです。Webアプリケーションを構築するために必要な機能を提供します。

■基本説明

Dojo Toolkitは、クロスブラウザに対応した「JavaScript/Ajaxアプリケーション」を迅速に開発するために設計されています。

「UIコンポーネント」「言語ユーティリティ」などのさまざまな機能を提供します。

■経緯

・2004年 開発スタート

Dojo Toolkitの企業採用を促進するために設立された非営利組織「Dojo Foundation」が中心となり開発されています。

主な特徴

■ポイント

Dojo Toolkitの主なポイントは以下の通りです。
・PC/モバイルに対応
・ブラウザに依存しない
・使用するモジュールのみ動的ロード
・非同期ローダは軽量高速
・UIライブラリが充実
・APIが充実 など

■Dojoウィジェット

概要

Dojo Toolkitは、「Dojoウィジェット」として、デフォルトでさまざまなUIパーツを提供しています。

Dojoウィジェットはコンポーネントとして「JavaScript」+「HTML」+「CSS」を包括しています。

主なウィジェット

・メニュー/タブ/ツールチップ/ダイアログ
・テーブル—ソート可能
・動的グラフ
・アニメーション効果—フェードイン/フェードアウト/ワイプ/スライド
・フォーム部品—入力妥当性検査
・カレンダー—日付入力/時刻入力
・高機能なデータグリッドモジュール など

キーボード操作対応

Dojoウィジェットはアクセシビリティに配慮されており、ほとんどのウィジェットがキーボードのみでも操作可能になっています。

国際化対応

Dojoウィジェットは、国際化対応機能が組み込まれており、ブラウザの言語設定によってUIパーツが自動的にローカライズされます。

■テーマ

Dojoウィジェットの見た目となるテーマは切り替えできます。

■非同期通信

Dojo Toolkitの非同期通信機能により、「ページリロードなしでの情報のやり取り」や「ページの見た目を変更」などが行えます。

■パッケージシステム

Dojo Toolkitは、モジュール開発/利用を容易にするためのパッケージシステムを提供しており、主要機能はいくつかのパッケージに分かれています。
・コア「dojo」
・ユーザーインターフェースコンポーネント「dijit」
・モジュール群「dojox」
・ユーティリティ群「util」 など

■カスタムビルド機能

Dojo Toolkitは、ビルド時に、最小限のパッケージを含むカスタマイズされたビルドを生成します。

「ファイルサイズ肥大化を回避」「同期通信減少」などのメリットがあります。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「React」「Vue.js」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Dojo Toolkit

ライセンス情報

Dojo Toolkitのライセンスは「デュアルライセンス(BSD License+Academic Free License)」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Dojo Toolkit →Dojo Toolkit License

ダウンロード

→Dojo Toolkit →Get the Dojo Toolkit

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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