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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Zsh

【OSS情報アーカイブ】Zsh

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Zsh」とは

■概要

Zsh(ズィーシェル)とはUNIXコマンドインタプリタ(シェル)であり、「対話型ログインシェル」および「シェルスクリプトコマンドプロセッサ」として使用できます。

■基本説明

Zsh(Z shell)は「Bash」「ksh」「tcsh」などのシェル機能を取り込み、多数の改良が加えられている拡張Bourneシェルです。

対話型UNIXログインシェルであり、強力なスクリプト言語としても利用できます。

■経緯

Zshは、Paul Falstad氏が米国プリンストン大学在学中の1990年に最初のバージョンを開発しました。

現在では、zsh-workersメーリングリストのメンバーによって管理されています。

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→ZSH(THE Z SHELL)

ライセンス情報

Zshのライセンスはこちらを参照ください。

→GitHub →zsh-users/zsh →LICENCE

動作環境

Zshは「Linux」「Windows」などで動作します。

→Chapter 1: Introducing zsh and how to install it [→1.4: On what machines will it run?]

ダウンロード

→Zsh →Download zsh source

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Bash」「ksh」など。

「Zsh」の主な特徴

■他シェルとの特徴比較

Zshの操作感はkshに似ています。

オフィシャルサイトにて以下のように他シェルとの特徴比較について解説されています。
・shとkshとの違い
・cshとの類似点
・tcshとの類似点
・bashとの類似点 など

→Zsh →Z-Shell Frequently-Asked Questions →Chapter 2: How does zsh differ from…?

■他シェルとの互換性

Zshは、デフォルト動作モードではPOSIXや他シェルとの互換性はありませんが、shまたはkshとして呼び出されると、shまたはkshをエミュレートしようとします。

→Zsh →The Z Shell Manual →4 Invocation →4.2 Compatibility

■機能拡張「Oh My Zsh」

「Oh My Zsh」は、オープンソースコミュニティ主導のZsh管理用フレームワークです。

多くのZsh用「拡張プラグイン」「ヘルパー」「テーマ」「自動更新ツール」などを利用できます。

https://ohmyz.sh/

「Zsh」の主な機能

Zshには、豊富な機能が搭載されており、さまざまなカスタマイズが可能です。

■Zshラインエディタ

Zshには、ラインエディタが用意されており、ユーザーはコマンドラインを編集できます。

→Zsh →The Z Shell Manual →18 Zsh Line Editor

■コマンドライン編集機能

・コマンドライン補完機能—変数、オプション
・コマンドバッファスタック機能—シェル間でのコマンド履歴共有
・可変変数編集機能
・非バインドコマンド実行機能 など

■グロビング機能

Zshは、強力なグロビング機能(ワイルドカードパターンによるファイルパス名表示機能)を有しています。
・再帰的グロビング機能—fi​​nd参照
・ファイル属性修飾子参照機能—ファイルサイズ、ファイルタイプ など

■その他

・複数リダイレクト処理機能
・パス展開機能
・配列操作機能
・スペル修正機能
・オートロード機能
・無名関数機能
・フック関数機能
・トラップ機能
・テーマ別プロンプト機能 など

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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