マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Raspbian

【OSS情報アーカイブ】Raspbian

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Raspbian」とは

「Raspbian」基本情報

■概要

Raspbian(ラズビアン)とは、Raspberry Piハードウェア用に最適化されたDebianベースのオペレーティングシステムです。

■基本説明

Raspbianは「Raspberry Pi」または「小規模開発者環境」向けのオペレーティングシステム(OS)です。

Raspberry Piを実行するための基本的なOS機能の他に、各種「プログラム」「ユーティリティ」「35000以上のパッケージ」なども利用できます。

■経緯

Raspbianパッケージの初期構築は2012年6月に完成しました。

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→Raspbian(FrontPage – Raspbian)

ライセンス情報

Raspbianのライセンスは「GNU General Public License+他」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→raspberrypi.org →forums →Raspbian license

動作環境

Raspbianは、Raspberry Piシリーズの低性能ARM CPU向けに最適化されています。

Raspbianのパッケージは「ARMv6 + VFP CPU」用にコンパイルされていますが、ハードウェアがそのCPU機能セットをサポートしていれば動作するとされています。

ダウンロード

→raspberrypi.org →Raspbian

→raspbian.org →Raspbian Repository

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Ubuntu MATE」など。

「Raspbian」の主な特徴

■Debianベース

Debianとは

Debianは人気のLinuxディストリビューションです。

「非常に高品質」「安定している」「スケーラブルである」という特徴を持ち、プログラムとユーティリティの基本的なセットを含んでいます。

https://www.debian.org/

Debianベース

RaspbianはDebianをベースとしており、大部分のパッケージについて「Debian7.0(wheezy)」から構築されています。Raspbianは、可能な限り合理的にDebianに近づけるように開発が進められています。

Debianは世界中に多くのユーザーを持つLinuxディストリビューションであるため、Debianに関する多くのドキュメントが蓄積されています。そのため、対象のRaspbianのバージョンに該当するDebianバージョンドキュメントについて有用な資料として参照できます。

■ハイパフォーマンス

Raspbianは、Raspberry Pi上で実行されるために最適化された「ハードフロート」コードを生成するように調整されたコンパイル設定を持ちます。これにより、浮動小数点演算を多用するアプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上します。

また、他のすべてのアプリケーションも、Raspberry PiのARMv6 CPUの高度な命令を使用することで、より高速なパフォーマンスを発揮できます。

「Raspbian」のエディション構成

Raspbianは以下のエディションで提供されています。
①デスクトップ環境同梱エディション「Raspbian Stretch with desktop」
②デスクトップ環境+アプリ同梱エディション「Raspbian Stretch with desktop and recommended software」
③軽量コマンドラインエディション「Raspbian Stretch Lite」

→raspberrypi.org →Raspbian

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 SAP 2027問題 」とは?⏳

デジタル寺田の3分用語解説

2024.10.07

【デジタル寺田の3分用語解説】「 SAP 2027問題 」とは?⏳

「 SAP 2027問題 」とは、「SAP ERP 6.0」が2027年末でサポート終了する問題です。セキュリティリスクを避けるため、早期に新システムへの移行が必要です。移行は業務プロセスの見直し、効率化のチャンスにもなります。新しい技術を積極的に導入し、挑戦していくことが成功の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 人的資本経営 」とは?🧑‍💼

デジタル寺田の3分用語解説

2024.10.08

【デジタル寺田の3分用語解説】「 人的資本経営 」とは?🧑‍💼

「 人的資本経営 」は、企業が従業員のスキルや経験、意欲を高めるために投資を行い、長期的な企業価値の向上を目指す経営手法です。本記事では、人的資本経営の意義やその具体的な取り組みについて分かりやすく解説します。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 ASM 」とは?🧩

デジタル寺田の3分用語解説

2024.10.07

【デジタル寺田の3分用語解説】「 ASM 」とは?🧩

「 ASM 」(アタックサーフェースマネジメント)は、システムに存在する脆弱性や攻撃の入り口を可視化し、管理することでリスクを特定し、対策を講じる手法です。攻撃者がシステムに侵入するために利用できる潜在的な脆弱性を理解し、適切な対策を取ることが、セキュリティ対策の第一歩となります。