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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Mbed OS

【OSS情報アーカイブ】Mbed OS

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

コンテンツ

「Mbed OS」とは

概要

Mbed OS(エンベッドOS)とは、IoT用途特化で設計されたオープンソース組み込みオペレーティングシステムです。

基本説明

Mbed OSは、IoTデバイスで実行されるマイクロコントローラファームウェアを作成するための「Mbed C/C++ソフトウェアプラットフォーム」と「各種開発ツール」を提供します。

「セキュリティ機能」「接続機能」「RTOSおよびランタイム環境」「各種ドライバ」「ビルドツール」「テストおよびデバッグスクリプトを提供するコアライブラリ」など、Arm Cortex-Mマイクロコントローラに基づく接続製品を開発するために必要なすべての機能が含まれています。

ユースケース

Mbed OSは、以下を含むプラットフォームを提供できます。

・セキュリティ基盤
・クラウド管理サービス
・「センサー」「I/Oデバイス」接続用のドライバ など

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→mbed.com →Platform →Mbed OS

■ライセンス情報

Mbed OSのライセンスは「the Apache 2.0 license」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Mbed OS →Docs →Contributing →License

■ダウンロード

→Mbed OS →Mbed OS Releases

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Ubuntu Core」など。

抽象化レイヤーを提供

Mbed OSはハードウェアアブストラクションレイヤーを使用して、タイマー機能などのマイクロコントローラーの最も一般的な部分をサポートすることで、マイクロコントローラの抽象化レイヤーを提供します。

そのため、開発者はさまざまなハードウェアで利用可能な機能を呼び出すC/C++アプリケーション開発に集中できます。

マルチスレッドリアルタイム実行

Mbed OSはRTOSコアを備えているため、マルチスレッドのリアルタイムソフトウェアを実行できます。

多層セキュリティ

Mbed OSは2つのセキュリティ固有の組み込みビルディングブロックを提供します。この多層セキュリティ機能により、IoTソリューションを保護できます。

「Mbed TLS」は、デバイスとゲートウェイ(サーバ)の間の通信チャネルを保護し、信頼できるシステムサービスに「セキュアパーティションマネージャー」と「分離されたセキュリティドメイン」を使用することで攻撃対象領域を減らします。

リモートファームウェアアップデート

Mbed OSは「Pelion Device Management Update Services」とのシームレスな統合により、デバイスのアプリケーションまたはMbed OSのバージョンをリモートアップデートできます。

幅広い通信オプション

Armはパートナーと協力して、Mbed OSを実行するデバイスおよびシステムアーキテクチャ全体で幅広い通信オプションを提供します。

・Bluetooth Low Energy
・NFC
・RFID
・LoRa
・6LoWPAN-ND
・Thread
・Wi-SUN
・Ethernet
・Wi-Fi
・LPWA など

■IPv6サポート

Mbed OSは「スレッド認定コンポーネント」です。

スレッドテクノロジーは、6LoWPANを基盤とするIPv6を基盤として使用し、家庭向けに設計された低電力の自己修復メッシュネットワークを提供できます。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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