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OSS情報
2020.01.01
【OSS情報アーカイブ】Genius


※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。
コンテンツ
「Genius」とは
概要
Genius(ジーニアス)とは、オープンソースの数値計算環境およびプログラミング言語です。
基本説明
Genius(Genius Mathematics Tool)は、「BC」「Matlab」「Maple」「Mathematica」などのように利用できる汎用計算プログラムです。
計算集約的なタスクではなく数学的実験を目的として開発されており、「研究用途」または「教育ツール」としても活用できます。
主要開発元
Geniusは、Jiri Lebl氏が中心となり開発が進められています。
経緯
・2007年:初版リリース
オフィシャルサイト情報
■オフィシャルサイト
→jirka.org →Genius(Genius Mathematics Tool and the GEL Language)
■ライセンス情報
Geniusのライセンスは「GNU General Public License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→Genius
■動作環境
GeniusはUNIXまたはLinuxタイプのコンピュータで動作します。
■ダウンロード
同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「GNU Scientific Library」など。
インターフェース
Geniusは2つのインターフェースバージョンがあります。
■GNOME GUIバージョン
グラフィカルなGNOMEバージョンは、「IDEスタイルのインターフェース」や「変数の関数をプロットする機能」などを備えています。
■コマンドラインバージョン
コマンドラインバージョンはGNOMEを必要としませんが、グラフィカルインターフェースを必要とする機能は利用できません。
拡張言語「GEL」
■「GEL」とは
Geniusでは拡張言語「GEL(Genius Extension Language)」を利用してプログラミングによる計算処理を実行できます。
GELは、数学的に使いやすい構文を目指して設計されており、学習曲線をできるだけ浅くすることを目的としています。
Genius標準ライブラリの大部分もGELで記述されています。
■プログラミング機能
GELは基本的なプログラミング機能を備えています。
・条件分岐
・ループ
・比較演算子
・変数—グローバル変数、パラメータ変数
・エラー処理
・プログラムの読み込み など
GEL関数
豊富な関数が用意されています。
→Genius →genius-documentation →Chapter 11. List of GEL functions
「Genius」の主な機能
Genius(Mathematics Tool)は、GMPライブラリを使用して、「有理数」「任意精度整数」「複数精度浮動小数点数」に対応する各種数学計算を実行できます。
数理処理
・四則演算処理
・数値方程式処理—多項式の根
・複素数処理—デカルト表記
・ベクトル処理
・行列処理
・線形代数処理
・組み合わせ論
・三角関数
・モジュラー算術 など
プロット処理
・2D関数ラインプロット
・パラメトリックプロット
・3D関数表面プロット
・スロープフィールドプロット
・ベクトルフィールドプロット
エクスポート機能
プロット結果について、EPSまたはPNGで出力できます。
Geniusから「LaTeX」「Troff(eqn)」「MathML」に対して行列を出力できます。
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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