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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Hermes

【OSS情報アーカイブ】Hermes

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Hermes」とは

概要

Hermes(エルメス)とは、ReactNative用に最適化されたJavaScriptエンジンです。Facebookが中心となり開発しています。小型かつ軽量で、AndroidでReactNativeアプリを実行するために最適化されており、事前の静的最適化による高速動作を特徴としています。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→hermesengine.dev

■GitHub

→github.com →facebook/hermes

■主要開発元

Hermesは、Facebookが中心となり開発が進められています。

→opensource.facebook.com

■ライセンス情報

Hermesのライセンスは「MIT License」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →facebook/hermes →LICENSE

■インストール方法

→reactnative.dev →docs →hermes

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「V8」など。

概要

Hermesは「React Native」をベースとして動作します。

「React Native」は、UI構築用JavaScriptライブラリ「React」+「アプリプラットフォームネイティブ機能」を使用して、AndroidおよびiOSアプリケーションを構築するためのオープンソースフレームワークです。

「React Native」では、JavaScriptを使用してプラットフォームのAPIにアクセスし、Reactコンポーネントを使用してUIの外観と動作を記述します。

既存のAndroidおよびiOSプロジェクトでReact Nativeを使用できます。また、新規アプリを最初から作成することもできます。

→reactnative.dev

「React Native」の主な特徴

■ネイティブコードレンダリング

ReactNativeアプリは、ネイティブプラットフォームAPIを使用し、ネイティブプラットフォームUIにレンダリングされます。

■プラットフォーム間でコード共有

プラットフォーム固有のバージョンコンポーネントを作成することで、複数プラットフォーム間で単一コードベースを共有できます。

■既存ネイティブコードをラップ

Reactコンポーネントは、既存ネイティブコードをラップし、Reactの宣言型UIパラダイムとJavaScriptを介してネイティブAPIと対話します。

このことにより、ネイティブコードに精通していない開発者チームでも、ネイティブアプリ開発が可能となります。

■高速リフレッシュ

ネイティブビルドが完了するのを待つことなく、動作を確認できます。

■Facebookサポート

Facebookは2015年にReactNativeをリリースしました。

2018年、React Nativeは、GitHubリポジトリにおいて、2番目に多くの貢献者を獲得しました。

「Hermes」の主な特徴

アプリ高速起動

Hermesは、ビルド時にJavaScriptコードを効率的なバイトコードにプリコンパイルするため、アプリ起動の高速化が可能です。

モバイル向け最適化

Hermesアプリは、APKサイズが小さいため、モバイルデバイスのメモリを圧迫しないメリットがあります。

Chromeデバッガをサポート

Hermesは、Chromeインスペクタプロトコルを実装することで、Chromeデバッガをサポートしています。

「Hermes」「エミュレータ」「デバイス」の各環境で実行されているJavaScriptを直接デバッグできます。

Hermesをスタンドアロン環境として利用

Hermesは、スタンドアロンのコンパイラおよびVMとして、ビルドおよび実行が可能です。

→github.com →facebook/hermes →BuildingAndRunning

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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