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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Appium

【OSS情報アーカイブ】Appium

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Appium」とは

概要

Appium(アピウム)とは、オープンソースのクロスプラットフォームテスト自動化ツールです。「iOS」「Android」「Windows」の各環境において「ネイティブアプリ」「モバイルWebアプリ」「ハイブリッドアプリ」を自動化します。

基本説明

Appiumは、「ネイティブアプリのテストにSDKを含めない」や「アプリを再コンパイルしない」という考えに基づいて構築されています。

「実機デバイス」「シミュレーター(iOS)」「エミュレーター(Android)」をサポートしており、使い慣れたテストフレームワークを利用できます。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→appium.io

■GitHub

→github.com →appium/appium

■主要開発元

Appiumは、OpenJS Foundationが中心となり開発が進められています。

→openjsf.org

■ライセンス情報

Appiumのライセンスは「Apache License 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →appium/appium →LICENSE

■動作環境

テストを実行する場合、特定プラットフォーム用に環境設定する必要があります。

少なくとも、Node.js12以降を実行できる必要があります。

■ダウンロード

→github.com →appium/appium-desktop →releases

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Espresso」など。

Appium哲学

Appiumは、次の4つの哲学に従って、モバイルアプリ自動化ニーズを満たすように設計されました。

①自動化するために、アプリを再コンパイルしたり、変更したりする必要はありません。
②テストを作成して実行するために、特定の言語やフレームワークに縛られるべきではありません。
③自動化APIに関して再発明をすべきではありません。
④名前だけでなく精神と実践においてもオープンソースでなければなりません。

真のクロスプラットフォームネイティブアプリ自動化

■アプリタイプ概説

ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは「iOS」「Android」「WindowsSDK」を使用して作成されたアプリを指します。

モバイルWebアプリ

モバイルWebアプリは、モバイルブラウザを使用してアクセスするアプリを指します。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリは、Webコンテンツとの対話を可能にするネイティブコントロール機能「WebView」などを組み込んだアプリを指します。

「Apache Cordova」などのツールを使用すると、Webテクノロジーを使用してアプリを簡単に構築し、ネイティブラッパーにバンドルして、ハイブリッドアプリを作成できます。

■真のクロスプラットフォーム

Appiumは「真のクロスプラットフォームネイティブアプリ自動化」を目標としています。

同じAPIを使用して、複数のプラットフォーム(iOS、Android、Windows)に対してテストを実施できます。

このことにより、各テストスイート間でコードを再利用できます。

「ネイティブアプリ自動化」と「WebView自動化」のシームレス切り替え

AppiumはWeb自動化標準「WebDriverモデル」を採用しており、「モバイルWeb」と「ハイブリッドアプリ」のサポートが組み込まれています。

同一スクリプト内で「ネイティブアプリ自動化」と「WebView自動化」をシームレスに切り替えることができます。

WebDriver互換言語

「Selenium WebDriver API」+「言語固有クライアント」を使用して、以下のWebDriver互換言語を使用できます。

・Java
・Objective-C
・JavaScript(Node)
・PHP
・Python
・Ruby
・C# など

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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