マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Godot

【OSS情報アーカイブ】Godot

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Godot」とは

概要

Godot(ゴドー)とは、クロスプラットフォームゲームエンジンです。統合されたインターフェースで2Dおよび3Dゲームを開発できます。開発したゲームは「デスクトップOS」「モバイルOS」「HTML5ベース」「コンソール」などにワンクリックでエクスポートできます。

基本説明

Godotは、独自のゲーム開発アプローチを採用しています。

豊富な包括的ツールセットを提供するため、ユーザーはそれらを組み合わせることで、ゲームを開発できます。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→godotengine.org

■GitHub

→github.com →godotengine/godot

■主要開発元

Godotは、Software Freedom Conservancyが中心となり開発が進められています。

→sfconservancy.org

■ライセンス情報

Godotのライセンスは「the permissive MIT license(Expat license)」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→godotengine.org →license

■ダウンロード

→godotengine.org →download

■導入事例

→godotengine.org →showcase

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「cocos2d-x」など。

マルチプラットフォームサポート

Godotで開発したゲームはワンクリックでデプロイし、さまざまなプラットフォームにエクスポートできます。

すべてのプラットフォームにおいて、32ビットおよび64ビットで実行されます。

カスタムビルドも簡単に作成できます。

■サポートプラットフォーム

・デスクトップ—「Windows」「macOS」「Linux」「BSD」
・モバイル—「iOS」「Android」
・コンソール—サードパーティプロバイダー経由「Nintendo Switch」「PlayStation 4」「Xbox One」
・Web—HTML5+WebAssembly など

3Dグラフィックスエンジン

Godotの物理ベースレンダラーは、ゲームに素晴らしい表現力を与えます

・フォワードレンダリング+遅延レンダリング
・物理ベースレンダリング—MSAAとFXAAを完全サポート
・BSDF(物体表面における光の反射モデル)
・グローバルイルミネーション(光エネルギーのレンダリング技法)
・トーンマッパー(ダイナミックレンジ圧縮)
・ローエンドデバイスに対する最適化
・シェーダー言語—組み込みエディタ+コード補完機能 など

2Dグラフィックスエンジン

Godotには、完全専用の2Dエンジンが付属しています。

・ピクセル単位で機能
・画面サイズとアスペクト比に合わせて拡大縮小可能
・タイルマップエディター—自動タイリング、回転、カスタムグリッド形状、複数レイヤー
・2Dライト
・法線マップ(モデルの表面に凹凸があるかのように見せる手法)
・アニメーション化—カットアウトまたはスプライトベース
・キネマティックコントローラー(衝突検出) など

XRサポート

クロスプラットフォームの拡張現実とバーチャルリアリティ空間を開発できます。

主要VRデバイスのSDKをサポートしています。

デバッグ機能

組み込みデバッガーを使用して、バグとパフォーマンスボトルネックを解決できます。

ノードごとのリモートコールトラッキングと帯域幅使用量の見積もりを備えたネットワークプロファイラーなども利用できます。

チーム開発

Godotは、スムーズなチームワーク開発を実施できるようにゼロから設計されています。

・バージョン管理システムサポート—「Git」「Subversion」「Mercurial」
・GitHubでサポートされているスクリプト構文 など

参考元サイト
→godotengine.org
→github.com →godotengine/godot
→docs.godotengine.org →en →stable

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。