マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】F-RevoCRM

【OSS情報アーカイブ】F-RevoCRM

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「F-RevoCRM」とは

F-RevoCRM(エフレボシーアールエム)について

F-RevoCRM(エフレボシーアールエム)は、高機能なオープンソースCRMアプリケーションとして世界中で活用されているvtigerCRM(※)をベースに、日本の企業文化に合わせシンキングリード社(※)が独自にカスタマイズを行ったフリー&オープンな高機能CRMアプリケーションです。

 

※vtiger CRMは、オープンソースのCRM(顧客管理)アプリケーションです。世界各地で280万以上のダウンロード実績があり、ユーザー主導によるローカリゼーションが行われています。英語のほかに、ドイツ語、スペイン語、ハンガリー語、スロバキア語などに多言語化されているほか、日本でもコミュニティによる日本語化のプロジェクトが活発に進めらています。

 

※シンキングリード株式会社は、システムありきではない業務改革のコンサルティングからスタートし、そこで得た知見を活かしてOSS(オープンソースソフトウェア)を活用したシステム導入、コンサルティング、開発の事業も展開しています。

 

F-RevoCRMの現在の最新バージョンは、F-RevoCRM v6.5 patch3です。(2018年4月現在)

F-RevoCRMの特長

F-RevoCRMは、次のような特長があります。

    オープンソース

    F-RevoCRMはソースコードが開示されているため、特定の開発ベンダーに依存せず、スピーディ且つ低コストでシステムの構築・運用を行うことができます。社内でシステムを内製化することも可能です。

    ライセンスフリー

    F-RevoCRMは、他のCRM製品を選定した際に生じるライセンス料がかかりません。自社で費用をかけずにカスタマイズや保守を行うのも、コンサルティングやSI、カスタマイズなど必要なサービスを利用してより早期の活用や成功を目指すのも、文字通り自由です

    統合型CRM

    F-RevoCRMはマーケティング・営業支援・保守サポート・販売管理・コミュニケーション機能まで網羅し、「統合型CRM」を実現しており、メジャーなCRM製品と比較してもほとんど遜色ありません。

    柔軟性

    各項目の追加・変更・削除は管理画面で行うことができます。また、標準言語(PHP)で開発されており、カスタマイズが容易であり、基幹システムなどと連携することで、業務の効率化や質の高い情報共有が実現できます。

F-RevoCRMの主な機能

F-RevoCRMの主な機能は以下の通りです。

マーケティング セミナー・展示会管理
一括メール配信
メールテンプレート
 
営業支援 見込み客管理
Web to リード機能(問い合わせフォームからのデータ取り込み)
顧客管理
名刺情報管理
案件管理
予定/活動履歴管理
日報管理
販売管理 製品・サービス管理
見積書作成・出力機能
受注・発注・在庫管理
請求書作成・出力機能
保守サポート管理 問合せ管理
FAQ
契約管理
資産管理
プロジェクト管理
コールセンター管理
カスタマーポータル機能
その他共通機能 ドキュメント管理
コメント機能
分析(各種グラフ)機能
レポート作成機能
ワークフロー機能

F-RevoCRM6.2の新機能

F-RevoCRM6.2よりシンキングリード社が独自開発した機能です。日々活用するう上で重要な機能の使い勝手を向上しています。

掘り起こし機能 活動結果を登録すると関連付けされた見込み客・顧客企業・案件・顧客担当者の項目「最終活動日」が自動で設定されます。これにより、〇日間放置しているまたは未活動の顧客・案件を簡単に抽出できます。  
動情報にポップアップ 登録した活動情報(予定・結果)にカーソルを近付けると、画面遷移しないで詳細な内容をポップアップ画面上で確認できます。
予定表機能の強化 予定表機能で、活動情報の登録・編集画面をポップアップ画面で表示させ、全ての項目を登録・編集できるようになりました。登録・編集後は、そのまま予定表の画面が表示され画面遷移しません。
顧客企業の概要画面の強化 予顧客企業の概要画面に案件の一覧が表示されるようになりました。関連メニューをクリックすることなく、スクロールするだけで案件を確認できます。

F-RevoCRMのライセンス

F-RevoCRMはMozilla Public License Version 1.1をベースとしたvtiger Public License Version 1.1のライセンスで提供されています。vtiger CRMと同様に、F-RevoCRMも無料で利用でき、vtiger Public Licenseの規定のもとでコピー、再配布、翻案、改変などが認められています。

F-RevoCRMの導入事例

F-RevoCRMは2011年10月公開から既に国内3600社にダウンロードされ、活用されています。シンキングリード社が導入を支援した企業の事例についてはF-RevoCRMの導入企業事例ページより確認頂けます。

F-RevoCRMのダウンロードページ

F-RevoCRMのダウンロードページ

情報提供協力

このページは、シンキングリード株式会社の協力により作成しました。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。