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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Eclipse Deeplearning4j

【OSS情報アーカイブ】Eclipse Deeplearning4j

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Eclipse Deeplearning4j」とは

「Eclipse Deeplearning4j」基本情報

■概要

Eclipse Deeplearning4j(イクリプスディープラーニングフォージェイ)とは分散型深層学習ライブラリです。「Java」「JVM(Java仮想マシン)」「各種アルゴリズム」をサポートします。

■基本説明

Deeplearning4jは「Java」に依存していますが「Clojure」とも互換性があり、「Scala用API」「Python用API」なども含まれています。

独自数値計算ライブラリ「ND4J」を搭載しており、CPUとGPUの両方で動作します。

■ユースケース

ディープラーニング用途

Eclipse Deeplearning4jは、次のような用途に利用できます。
・顔/画像認識
・音声検索
・音声テキスト化
・スパムフィルタ
・不正検出
・レコメンドシステム—CRM、解約防止
・RPA
・詐欺検出
・ネットワーク侵入検知
・ハードウェア監視(異常検出) など

テキスト処理向き

Deeplearning4jは、さまざまな用途に利用できますが、ベクトル空間モデリングおよびトピックモデリングツールキットが含まれており、巨大なテキストセットを処理できるように設計されています。

主な特徴

■JVM言語互換

Deeplearning4jは「Java」の他に「Scala」「Clojure」「Kotlin」などのJVM言語を使用できます。

■ニューラルネット構築

Deeplearning4jでは、浅いニューラルネットから深いニューラルネットまでを構成できます。

各ネットは「レイヤー」を形成し、SparkやHadoopで動作する分散型フレームワークの上に必要なアルゴリズムを組み合わせることが可能です。

ディープラーニングアルゴリズム

Deeplearning4jは、ディープラーニングアルゴリズムを幅広くサポートします。
・制限付きボルツマンマシン
・畳み込みネットワーク
・回帰ネットワーク—時系列、センサーデータ
・ディープビリーフネット
・ディープオートエンコーダー
・積層雑音除去オートエンコーダー
・再帰型ニューラルテンソルネットワーク
・word2vec
・doc2vec
・GloVe など

■外部連携

Eclipse Deeplearning4jは、「TensorFlow」「Caffe」「Theano」などの主要なフレームワークから「Keras」で作成されたモデルをインポートできます。

■分散処理/GPU対応

Eclipse Deeplearning4jは、「Apache Spark」や「Hadoop」などの分散コンピューティングフレームワークを利用してトレーニングを加速できます。

■学習環境「Skymind」

Skymindは、開発者がAIモデルを簡単に素早くトレーニングして配置できる学習環境です。無料でダウンロードして利用できます。

→Skymind(Deep learning for Enterprise connecting Python with Big Data Stack)

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「TensorFlow」「Chainer​」「Keras」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Eclipse Deeplearning4j(Deeplearning4j: Open-source, Distributed Deep Learning for the JVM)

ライセンス情報

Eclipse Deeplearning4jのライセンスは「Apache 2.0 license」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Eclipse Deeplearning4j [→OPEN-SOURCE]

ダウンロード

→Eclipse Deeplearning4j →Quickstart Guide

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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