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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Evergreen

【OSS情報アーカイブ】Evergreen

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Evergreen」とは

概要

Evergreen(エバーグリーン)は、図書館向けのエンタープライズクラス統合管理システムです。図書館の規模や複雑さに関係なく対応できる拡張性を特徴としています。「図書館スタッフ用図書資料管理サポート機能」や「利用者用図書資料検索機能」などを提供します。

基本説明

Evergreenは、小規模図書館から非常に大規模な図書館までのニーズを満たすように設計されたオープンソースの図書館自動化ソフトウェアです。

図書館スタッフ用インターフェースを通じて図書館資料の管理やカタログ化をサポートし、利用者はオンラインパブリックアクセスインターフェースを通じて簡単に資料を検索できます。

安定した堅牢なシステムにより、大量のトランザクションと同時ユーザーを処理でき、極端な負荷がかかっても安定動作できます。

経緯

・2006年:初版リリース

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→Evergreen(evergreen-ils.org)

■主要開発元

Evergreenは、Evergreen Projectが中心となり開発が進められています。

→Evergreen →About Us

■ライセンス情報

Evergreenのライセンスは「GNU General Public License, version 2 or later」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Evergreen →Evergreen DokuWiki →Frequently Asked Questions about Open Source Software

■動作環境

Evergreenのインストールには、サポートされているLinuxディストリビューションの最新の安定版リリースが推奨されます。

Windowsの場合、サーバは仮想化されたUNIXゲストOS(VirtualBoxやVMwareなど)を介してのみ実行できます。

スタッフクライアントは「Windows」「Mac」「Linux」でネイティブ実行できます。

→Evergreen →Evergreen Documentation →Chapter 16. System Requirements

■ダウンロード

→Evergreen →Evergreen Downloads

■導入事例

Evergreenは、世界十数カ国のさまざまな学校や大学や民俗資料館なども含めて、544を超える図書館をサポートしています。

→Evergreen →Evergreen Documentation →Chapter 2. About Evergreen

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Koha」「Open Journal System」など。

サービス指向アーキテクチャ

Evergreenは、サービス指向アーキテクチャで、柔軟かつ先進的であるようにゼロから設計されており、非常に大規模なコンソーシアムのニーズを満たすことができます。

・ネイティブレコード重複排除機能
・リアルタイムインデックス作成機能
・高インデックス作成能力
・高トランザクション能力 など

柔軟性の高いポリシー制御

Evergreenは柔軟性の高いポリシー制御を実施できます。

「図書館」「利用者」「アイテム」「書誌情報」などについてカスタマイズルールを設定できます。

組織階層

Evergreenは。組織階層を柔軟な表現できます。

物理的場所と組織階層の関係性をツリーのように表現して、必要に応じて深くまたは広く管理できます。

ユーザー権限設定システム

グループおよびユーザーに対するきめ細かい権限設定システムにより、管理者は「使いやすさ」「厳密な制御」「説明責任のバランス」を設定できます。

クラスタリングオプション

OpenSRFフレームワークは本質的にクラスタフレンドリーであり、システム負荷に対応するために安価な汎用ハードウェアをアドホックに追加できます。

バックエンドデータストアとして高度で堅牢なオープンソースRDBMS「PostgreSQL」を採用しています。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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