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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Node-RED

【OSS情報アーカイブ】Node-RED

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

コンテンツ

「Node-RED」とは

概要

Node-RED(ノードレッド)とは、ローコードプログラミング開発ツールです。Node.js上に構築されており、イベント駆動型のノンブロッキングモデルを最大限に活用して、「ハードウェアデバイス」「API」「オンラインサービス」などについて、フローベースプログラミング手法で接続できます。

基本説明

Node-REDは、IoTの一部として「ハードウェアデバイス」「API」「オンラインサービス」などを相互接続するために開発されたビジュアルプログラミング用フローベース開発ツールです。

フローを簡単に接続できるブラウザベースエディタを利用して、ノードをシングルクリックでランタイムにデプロイできます。

「Raspberry Piなどの低スペックハードウェア」や「クラウド内ネットワークエッジ」などで実行されるアプリケーション開発に向いています。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→nodered.org

■主要開発元

Node-REDは、元々IBM「Emerging Technology Servicesチーム」によって開発され、その後「JS Foundation」のプロジェクトとして開発が続けられています。

→nodered.org →about →community

■ライセンス情報

Node-REDのライセンスは「Apache License 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →node-red/node-red →LICENSE

■動作環境

Node-REDをローカルサーバにインストールするためには、サポートされているバージョンのNode.jsが必要です。

■インストール

→nodered.org →docs →getting-started

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Node.js Express」など。

フローベースプログラミング

■概要

フローベースプログラミングとは、アプリケーションの動作を「ノード」として記述する方法です。

各ノードには「データを受け取る」「データを処理する」「データを渡す」という明確に定義される目的があります。

ネットワークは、ノード間のデータの流れを担当します。

■視覚的表現モデル

フローベースプログラミングは、視覚的表現に適したモデルであり、幅広いユーザーがアクセスしやすい特徴があります。

フローを見ることで、それが何をしているかの感覚をつかむことができます。

ユーザーは各ノード内の個々のコード行を理解する必要はありません。

■ノード

ノードはフローの基本的な構成要素であり、「フロー内の前のノードからメッセージを受信」「着信HTTPリクエスト」「タイマー」「GPIOハードウェア変更などの外部イベント」などをトリガーに指定できます。

ノードは、メッセージやイベントを処理し、フロー内の次のノードにメッセージを送信します。

ノードには「1つの入力ポート」と「複数の出力ポート」を設定できます。

フローエディタ機能

Node-REDは、パレット内のノードを使用してフローを簡単にワイヤリングできるブラウザベースのフローエディタを提供します。

作成したフローをシングルクリックでランタイムにデプロイできます。

JavaScript関数は、リッチテキストエディタを使用してフローエディタ内で作成できます。

フロー共有

Node-REDで作成したフローはJSONを使用して保存され、他のユーザーと共有するために簡単にインポートおよびエクスポートできます。

パッケージリポジトリ「Node-REDライブラリ」には22万を超えるモジュールがあるため、パレットノードの範囲を簡単に拡張して新しい機能を追加できます。

■パッケージリポジトリ「Node-REDライブラリ」

→flows.nodered.org

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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