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OSS情報
2020.01.01
【OSS情報アーカイブ】Visual Studio Code


※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。
コンテンツ
「Visual Studio Code」とは
「Visual Studio Code」基本情報
■概要
Visual Studio Code(ビジュアルスタジオコード)とは、オープンソースの高機能コードエディタです。軽量動作ながら強力なコーディングサポート機能を搭載し、拡張性にも優れています。
■基本説明
Visual Studio Codeは、統合IDE「Visual Studio」よりも軽量で、マルチプラットフォームに対応したコーディング特化エディタです。
Microsoftが開発しているもので、Web技術を使用したクロスプラットフォームデスクトップアプリ開発用フレームワーク「Electron」で実装されています。
ソースコードエディタのシンプルさとともに、「シンタックスハイライト」「インテリセンス」「スニペット」「リファクタリング」「デバッグ機能」「バージョン管理システム統合」などの高機能を有しており、コーディング生産性を向上させます。
主要プログラミング言語に対応し、HTML/CSS/JavaScriptなどのWeb技術を利用するコーディングにも適しています。
■経緯
・2015年 初版リリース
■オフィシャルサイト情報
オフィシャルサイト
→Visual Studio Code(Visual Studio Code – Code Editing. Redefined)
ライセンス情報
Visual Studio Codeのライセンスは「MIT License」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →vscode/LICENSE.txt
動作環境
Visual Studio Codeは「Windows」「MacOS」「Linux」に対応しています。
ダウンロード
→Visual Studio Code →Download Visual Studio Code
■同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Atom」など。
「Visual Studio Code」の主な特徴
■多くのプログラミング言語をサポート
Visual Studio Codeは、ほぼすべての主要なプログラミング言語やマークアップ言語をサポートしており、数百の言語に対応しています。
・JavaScript
・TypeScript
・Node.js
・C++
・C#
・Java
・Python
・PHP
・Go
・.NET
・Unity など
多くの言語で「構文ハイライト」「IntelliSense」などの入力サポート機能を使用して快適なコーディングを行えます。
→Visual Studio →Marketplace[表示: プログラミング言語]
■キーボード操作指向
コードを書く時に、キーボードに手を置き続けることができる点は、生産性を上げるためには重要なポイントです。
Visual Studio Codeでは、マウスは極力操作せずに、ほぼキーボードのみでの効率的なコーディングを行えます。豊富なキーボードショートカットが用意されており、さらに使いやすいようにカスタマイズできます。
→Visual Studio Code →Key Bindings for Visual Studio Code
■機能拡張「Visual Studio Marketplace」
Visual Studio Codeは機能拡張性も優れています。
Visual Studio Marketplaceには、標準では搭載されていないさまざまな拡張機能が登録されています。「Microsoft自身が提供する拡張機能」や「企業やユーザーコミュニティが開発した拡張機能」、「新しい言語」「テーマ」「デバッガ」など、さまざまな機能が用意されており開発ワークフローをサポートします。
Visual Studio Codeの[拡張機能]ビューから、さまざまな拡張機能を探して、直接インストールできます。
Visual Studio Codeの拡張性モデルにより、Visual Studio Code標準機能で使用されているのと同じAPIを通じて拡張機能を利用できます。コードエディタとして動作速度が落ちてしまわないように、拡張機能はVisual Studio Code本体とは別々のプロセスで実行されます。
→Visual Studio →Marketplace(Extensions for the Visual Studio family of products)
■カスタマイズ性
Visual Studio Codeには、「エディタ機能」「ユーザーインターフェイス機能」「デバッグ機能」など、ほぼすべての部分について豊富なカスタマイズオプションが用意されており、自分好みのコードエディタに設定変更が可能です。
■Electronベースアーキテクチャ
Visual Studio Codeは、Web技術を使用したクロスプラットフォームデスクトップアプリ開発用フレームワーク「Electron」上に実装されています。
アーキテクチャ上、「HTML/CSS/JSONなどのWeb技術」「ネイティブ技術」「言語固有技術」などのテクノロジを柔軟に組み合わせて利用できるようになっています。JavaScriptやNode.jsなどのWebテクノロジーを利用して、高速動作できるネイティブアプリの開発を行えます。
Visual Studio Codeは、「Roslyn for .NET」「TypeScript」「Visual Studioデバッグエンジン」など、統合IDE「Visual Studio」で培われてきた多くの技術との統合を可能とするツールサービスアーキテクチャを使用しています。
■疑似IDE
「Visual Studio Code」は、IDE(統合開発環境)ではなくコードエディタですが、対応している言語に対しては擬似IDEのように使用できます。
「デバッグ機能」「バージョン管理機能」「タスク(作業自動化)機能」などを利用して、「コード作成→コンパイル/ビルド→テスト実行→デバッグ→Gitコミット/プッシュ」という開発フローを「Visual Studio Code」で行うことも可能です。
「Visual Studio Code」のコーディングサポート機能
「Visual Studio Code」のコーディングサポート機能
Visual Studio Codeは、「パラメーターヒント」「ブラケットマッチング」「自動インデント」「ボックス選択」など、さまざまなコーディングサポート機能を搭載しています。
■コード補完機能(IntelliSense)
IntelliSenseの機能は言語サービスによって強化されています。言語サービスは、言語セマンティクスとソースコードの分析に基づいてインテリジェントなコード補完を提供します。コード入力途中の段階でメソッド/プロパティの候補が高速にリアルタイムでリスト表示されます。
IntelliSenseのオートコンプリート機能により、「変数型補完」「メソッド定義補完」「インポートされたモジュールに基づく補完」などスマートな補完が提供されます。
Visual Studio Codeでは、任意のプログラミング言語の単語ベースの補完をサポートしますが、言語拡張機能をインストールすることで、さらに豊富なIntelliSense機能を利用できます。
■リファクタリング機能
「ソースコードリファクタリング」とは、変数名/メソッド名などの名前を変更すると、それらを使用している箇所を自動でまとめて修正してくれる機能です。
Visual Studio Codeは、Extract MethodやExtract Variableなどのリファクタリング操作をサポートし、エディタ内からコードベースを改善し、コード品質と保守性を向上できます。
各プログラミング言語のリファクタリングサポートは、言語サービスを提供するVSコード拡張によって提供されます。
■Emmetサポート
「Emmet」とは、構造化されたコード形式においてコンテンツアシストによる高速コーディングを可能にする機能です。独自の省略記法によるコーディング高速化が可能で、たった一行の記述から、対応するHTMLなどの記述を作成できます。
Visual Studio Codeでは、標準でEmmetサポートが組み込まれています。Emmet略語とスニペットの拡張を含む、Emmetアクションの大部分をサポートしています。
■コードスニペット機能
「コードスニペット」とは、ループ/条件文などの繰り返しコードパターンを簡単に入力できるテンプレート機能です。
Visual Studio Code Marketplaceの多くの拡張機能にはスニペットが含まれています。インストールすると、新しいスニペットが利用可能になります
また、独自スニペット/グローバルスニペット/特定言語用スニペットの定義を行い、カスタムキーバインディングを作成することで、キーボードショートカットによるスニペット挿入を行えます。
「Visual Studio Code」の主な機能
「Visual Studio Code」の主な機能
■プロジェクト管理機能
Visual Studio Codeでは、プロジェクト単位でコード開発を行います。
マルチルートワークスペース機能により、1つのウィンドウ内に複数プロジェクトをまとめて表示することも可能です。個別のプロジェクトフォルダを論理的に1つのワークスペースとして管理できます。
■コード可読性向上機能「シンタックスハイライト」
Visual Studio Codeでは、標準機能としてシンタックスハイライトに対応しています。
シンタックスハイライトは、ソースコードの構造を視覚的に区別できるようにする表示機能のことで、「各種色分け表示」「カッコ/閉じカッコ対応表示」など、各種コードを見やすく表示できます。
■デバッグ機能
Visual Studio Codeの大きな特徴として、優れたデバッグサポートがあります。
インタラクティブなデバッガが含まれており、「ソースコードのステップ実行」「ブレークポイントでの一時停止」「変数検査」「コールスタック表示」「コンソールでのコマンド実行」などが可能です。
■ビルド機能
Visual Studio Codeは、各種ビルドツールやスクリプトツールと連携して、ビルドを行えます。
■バージョン管理システム連携
Visual Studio Codeにはソースバージョンコントロール機能が統合されています。Gitがサポートされており、エディタから直接リポジトリ作成/コミットなどの操作を行えます。
他の多くのソース管理プロバイダは、マーケットプレイスの拡張機能を介して利用できます。
参考元サイト
- Visual Studio Code
- Wikipedia →Visual Studio Code
- @IT →特集:Visual Studio Code早分かりガイド:Visual Studio Codeの使い方、基本の「キ」 (1/6)
- 侍エンジニア塾 →初心者必見!】Visual Studio Codeの使い方を分かりやすく解説!
- Wikipedia →Emmet (software)
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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