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OSS情報

2023.02.20

【OSS情報】ディスクイメージング(クローニング)ツール「 Clonezilla 」

【OSS情報】ディスクイメージング(クローニング)ツール「 Clonezilla 」

Clonezillaの「概要」

「 Clonezilla 」(クローンジラ)とは、ディスク(パーティション)の「イメージング」+「クローニング」ツールです。
「システム展開」「ベアメタルバックアップ」「リカバリ」などの用途に活用できます。

オフィシャルサイト

→clonezilla.org

GitHub

→github.com →stevenshiau/clonezilla

主要開発元

Clonezillaは「Clonezilla開発コミュニティ」が中心となり開発が進められています。

→clonezilla.org →developers

ライセンス情報

Clonezillaのライセンスは「GNU General Public License v2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。

→github.com →stevenshiau/clonezilla →LICENSE

ダウンロード

【単一マシン用】→clonezilla.org →clonezilla-live

【複数マシン展開用】→clonezilla.org →clonezilla-SE

導入事例

→clonezilla.org →testimonials

同様ツール

同様な機能を提供するツールとして、次のようなものがあります。

・Partclone
・FOG Project
・GParted

Clonezillaの「3つのエディション」

①単一マシン用「Clonezilla Live」

・個々のマシンの「イメージング」「クローニング」を容易に実行
・単一マシンの「バックアップ」「復元」に適している
・「DRBL」(Diskless Remote Boot in Linux)の事前設定は不要
・ネットワークブート機能は不要
・多数の起動方法 :「CD/DVDドライブ」「USBポート」「PXE」「ハードドライブ」

→clonezilla.org →clonezilla-live

②複数マシン(小規模)展開用「Clonezilla Lite Server」

・マルチキャストメカニズムを介してイメージから大規模展開を実施
・キャスト方法:「ユニキャスト」「ブロードキャスト」「マルチキャスト」「Bittorrent」

→clonezilla.org →lite server

③複数マシン(大規模)展開用「Clonezilla SE」(Server Edition)

・対象マシンに対して「Clonezilla live」を実行させる
・大規模展開を実行
・DRBLサーバが必要
・マルチキャストをサポート
・「42ノードクラスタクラスの高性能ハードウェア」を使用すると「8GB/min」の速度で復元が可能

→clonezilla.org →clonezilla-SE [→#clonezilla-se]

Clonezillaの「主な特徴」

多数のファイルシステムをサポート

・LVM2 :Logical Volume Manager
・LUKS :Linux Unified Key Setup
・MBR :Master Boot Record
・GPT :GUID Partition Table など
※非サポートファイルシステムの場合、セクター間コピーを実行

サポートOS

・GNU / Linux
・Windows
・macOS (Intelベース)
・FreeBSD
・NetBSD
・OpenBSD
・Minix
・VMware ESX
・Chrome OS (Chromium OS) など

イメージファイル設置場所

・ローカルディスク
・SSHサーバ
・Sambaサーバ
・NFSサーバ
・WebDAVサーバ など

高いクローニング処理効率

・ハードディスクの「使用済ブロックのみ」を保存および復元

Clonezillaの「主な機能」

Windowsマシン対応機能

・「ホスト名」「グループ」「SID」の自動変更機能

暗号化機能

・AES-256暗号化
・「データアクセス」「ストレージ」「転送」を保護

無人モード

・ほとんどすべての手順は「コマンド」+「オプション」を使用して実行可能

クローン作成カスタマイズ

・独自のイメージングとクローン作成をカスタマイズ可能
・各種ブートパラメータを使用

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参考サイト
→clonezilla.org
→github.com →stevenshiau/clonezilla

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