マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】MosP

【OSS情報アーカイブ】MosP

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「MosP」とは

「MosP」基本情報

■概要

MosP(モスプ)とは、「勤怠管理」「人事管理」「給与計算」機能を提供するWebアプリケーションです。日本製であり日本の法令やビジネス慣習に的確に対応できるため日本企業が安心して利用できるプロダクトです。

■基本説明

MosPは「勤怠管理」「人事管理」「給与計算」の機能を提供し、それぞれが連携して動作するため、人事関連タスクを効率化させます。

「Webブラウザで操作できる直感的シンプルUI」「履歴による情報管理機能」「シンプルなフレームワークを利用した高い拡張性」などの特徴があります。

■主要開発元

MosPは「株式会社マインド」を中心として開発が進められています。

→MosP勤怠管理・給与計算・人事管理を軸にOSSとJavaの技術で業務を支える株式会社マインド

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→MosP

ライセンス情報

MosPでは、無償「AGPLライセンス」と有償「商用ライセンス」の2種類を提供しています。

詳細について、こちらを参照ください。
→MosP →MosP商用ライセンス(MosPライセンスのご提供について)

動作環境

→MosP →システム要件と構成

ダウンロード

→MosP →OSS(オープンソース)版MosPを無料ダウンロード

導入事例

MosPは「累計48000以上のダウンロード」「稼働数600社以上」など、多くの導入実績があります。

主に100名~10000名程度の日本企業を中心として利用されており、「製造系企業」「大学」「マンション管理会社」など、あらゆる分野で利用されています。

→MosP →実績と導入事例

「MosP」のユースケース

MosPはユーザーの個別の用途に合わせて柔軟に利用できます。

■低コストで勤怠管理システムを導入

MosPは、無料でダウンロードしてインストールすれば、そのまま利用を開始できる標準機能を備えています。

オーダーメイドシステム開発費をかける必要がないため非常に低い初期費用で人事関連システムを導入できます。

■自社にフィットするようにカスタマイズして利用

MosPはカスタマイズ性に優れているため、企業独自の形態に合わせた細かな項目名修正などにより、自社にフィットする人事関連システムとして利用できます。

テスト運用中に「必要な機能」や「不必要な機能」などを精査して、業務効率を改善させるシステムに成長させることが可能です。

■人事関連システムの内製および自社管理

業務システム開発プラットフォーム

MosPは「エンドユーザーの内製化」および「エンドユーザー主導のシステム構築」をサポートする業務システム開発プラットフォームとして利用できます。

「開発基盤となるフレームワーク機能」と「勤怠管理」「人事管理」「給与計算」モジュールを利用したカスタマイズ開発を行えます。

信頼性の高いシステムを開発

MosPの基本機能をフレームワークとして利用してカスタマイズ開発することで、自社独自の使いやすい人事関連システムを構築できます。

ゼロから開発するよりも圧倒的なコスト削減が可能で、十分にテストされた信頼性の高いMosPをベースとすることで、信頼性の高いシステムを開発できます。

セキュアな自社システム構築

内製化自社システムとして管理することで、外部委託管理サービスに依存する必要はなくなるため、個人情報の厳格管理が可能となり、よりセキュアなシステムとして管理運用できます。

「MosP」の主な特徴

「MosP」の主な特徴

■国産ソフトウェア

MosPは国産オープンソース人事ソフトウェアとして開発されています。

MosPには開発着手から10年以上培った日本独自のビジネス慣習に関わる業務知識が取り込まれているため、海外製人事ソフトウェアでは対応できないきめ細やかな使いやすさがあります。

また、もちろん日本語ベースであるため、充実した日本語マニュアルが提供されており、安心して利用できます。

MosPは、日本製オープンソース人事ソフトウェアを代表するものとして、日本企業をサポートしています。

■シンプル操作

MosPはWebブラウザで操作できます。

分かりやすさを追求した設計ポリシーに基づいており、直感的で分かりやすいシンプル操作が可能です。

また、軽量に動作するため、ストレスフリーの軽い操作性で日々のビジネスを推進できます。

■オープンソース

MosPはオープンソースであるため、「事前に十分な評価が可能」「スモールスタートが可能」「ベンダーロックインされない」「コードの健全性が保たれる」などの利点があります。

評価用スモールスタートで開始して、全社規模に拡大する導入プロセスも可能です。

■権限設定

権限設定により「表示画面」や「利用可能機能」を制限でき、「一般社員」「上長」「計算担当者」など社員ごとに変化させることができます。

「MosP」の勤怠管理機能

「MosP」の勤怠管理機能

■概要

MosPの勤怠管理は「勤怠のクリアな見える化」機能を提供します。

→MosP →MosP勤怠管理

■主な特徴

豊富な標準機能

標準機能として「出退勤入力」「各種申請(残業、休日出勤、振替出勤、代休)」「申請データ承認」「月次集計」「データ出力」などの約60項目以上の幅広く豊富な勤怠管理機能が搭載されています。

カスタマイズ性

MosP勤怠管理では、カスタマイズ改修を極力抑えるために、画面上からさまざまな勤怠設定が可能です。

複数設定に対応しているため、さまざまな勤務形態をサポートできます。

■主な機能

勤怠入力機能

MosP勤怠管理では以下のような勤怠入力が可能です。
・トップページからの打刻
・一覧画面からの1ヶ月分一括入力
・詳細画面からの多情報一括入力 など

勤怠承認フロー機能

承認フロー機能として、10段階までの承認フローを設定できます。

承認者は個人に設定できるほか、グループ(所属/職位/勤務地/雇用契約の組み合わせ)による設定も可能です。

過残業警告機能

設定した残業時間を超えると、勤怠一覧の色表示により過残業警告を実施できます。

休暇設定機能

休暇は「誕生日休暇」「創立記念日」など自社独自の休暇を任意に設定できます。

申請フロー機能

以下の各種申請フローを設定できます。
・勤怠申請
・残業申請
・有給休暇申請
・休日出勤申請
・代休申請
・振替出勤申請 など

部門別集計機能

部門別集計機能により、部門上長は部下の勤務状況を把握でき、労務管理に活用できます。

監査機能

MosP勤怠管理では、登録者や承認者に関する作成履歴や修正履歴を保存します。

そのため、データの不正改竄を防ぐことが可能になり、監査の際にも役立ちます。

CSV入出力機能

MosP勤怠管理ではCSVによるデータ入出力に対応しています。

「CSV出力したデータをグラフ化」や「他システムとの連携」などの独自活用が可能です。

「MosP」の人事管理機能

「MosP」の人事管理機能

■概要

MosP人事管理機能では各種人事項目を管理できます。

→MosP →MosP人事管理

■人事情報登録

MosP人事管理では履歴管理に対応した社員情報登録が可能です。
・個人基本情報
・緊急連絡先情報
・入社情報
・休職情報
・退職情報
・資格情報
・賞罰情報
・研修情報
・スキル情報 など

■複数の管理形態をサポート

MosP人事管理では、情報項目特性に合わせた管理形態に対応できます。

単体管理

単体管理は、単一情報を更新し続ける管理方法です。

常に最新の情報のみを保持すべき項目(履歴情報がさほど重要ではない項目)に用います。

複数管理

複数管理は、1人の社員に対して複数の情報を追加できる管理方法です。

「資格情報」「業務経歴」などの項目に用います。

■有効期間設定機能

有効期間設定機能により、その情報が有効となる期間を設定できます。

(例)4月から「人事部」を「人事総務部」に名称変更する場合

4月1日から「人事総務部」となるように設定しておくと、日付により自動的に名称が変更されます。

「人事部」の社員として登録されている社員は、自動的に「人事総務部」の所属となります。

■画像管理機能

MosP人事管理では画像をアップロードして登録できます。

「証明写真」「資格証明書」などの画像を管理情報として活用できます。

「MosP」の給与計算機能

「MosP」の給与計算機能

■概要

MosP給与計算機能は各種計算に対応しており、幅広い運用が可能な給与計算システムとして利用できます。

「給与計算」「賞与計算」「月変算定」「社会保険計算」「年末調整」などの機能を備えており、標準状態で一通りの業務が可能です。

→MosP →MosP給与計算

■基本情報登録機能

MosP給与計算の計算処理が適切に行われるために、各種基本情報を登録します。
・会社情報
・社員情報
・賃金
・社会保険料
・住民税
・健康保険(厚生年金事業所情報) など

同じ会社内において社員により健保厚年事業所が異なる場合では、社員ごとに別に登録できます。

■計算式カスタマイズ機能

登録された基本情報をベースとして計算が行われますが、計算式についても柔軟なカスタマイズが可能です。
・支給項目ごとに設定されている課税の有無
・社会保険等級改定時の昇降給の有無 など

「計算項目パラメータ修正」や「計算式の詳細な修正」によりさまざまなケースに対応できる給与計算システムとして利用できます。

■給与明細カスタマイズ機能

項目名称変更

支給項目名称や控除項目名称は企業それぞれで用途や名称が異なりますが、MosP給与計算では「月例給与明細書」「賞与明細書」「賃金台帳」に表示される項目名称を自由に変更できます。

明細書および賃金台帳作成機能

明細書および賃金台帳はWeb上で作成や編集が可能です。

複数給与体系に対応

明細書は給与体系ごとに作成できるため、各社員それぞれに適切な明細書を作成できます。

■連携機能

MosP勤怠管理との連携

MosP給与計算はMosP勤怠管理と連携して運用できます。

MosP給与計算に関する項目はMosP勤怠管理と同じ項目を使用しているため、MosP勤怠管理から出力した勤怠データを直接取り込んで利用できます。

他の勤怠管理パッケージとの連携

他の勤怠管理ソフトウェアとシステム間の項目を紐づけることで、CSVデータを用いた入出力連携も可能です。

「MosP」の有償サービス

「MosP」の有償サービス

■MosP商用ライセンス

MosPのソースコードを改修して頒布するなど、「ソースコード公開を控えたい(AGPLライセンスに準拠した利用が難しい)」場合には、「商用ライセンス」を購入する必要があります。

→MosP →MosP 商用ライセンス

■クラウドサービス「Mi’Scoope」

MosPをクラウド形態で利用できる有償サービス「Mi’Scoope」が提供されています。

MosPシステムを自社で構築せずにMosPの機能を利用できます。

→MosP →Mi’Scoope(クラウド)

■サポートサービス

「導入設定サービス」「ユーザーサポートパック」「アップデートサービス」「差分管理サポート」などの各種サポートサービスも提供されています。

→MosP →MosPサポート金額

情報提供協力

このページは、株式会社マインドの協力により作成しました。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。