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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】GridDB

【OSS情報アーカイブ】GridDB

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「GridDB」とは

基本情報

概要

GridDB(グリッドデービー)とは、ビッグデータ向けNoSQL型インメモリデータベースです。ミッションクリティカルなビッグデータアプリケーションに、スピードとスケールを提供します。

基本説明

GridDBは、分散NoSQL型インメモリデータベースです。ペタバイト級ビッグデータでも高速に登録/検索できます。

「インメモリー指向アーキテクチャ」「キーコンテナ型データモデル」「自律制御クラスタ管理」「コンテナ単位でのデータ一貫性保証」「スケールアウト機能」「高信頼性」「高可用性」などの特徴があります。

経緯

2016年3月、東芝ソリューション株式会社は、商用NoSQLデータベース「GridStore」を「GridDB」としてオープンソース化しました。

主な特徴

インメモリ指向型アーキテクチャ

必要なデータをメモリ内に格納し、さまざまな工夫でハードウェア性能を最大限に引き出すことにより、高い処理能力でペタバイト級のビッグデータをデータベース処理できます。

メモリのみの利用だけではなく、ディスクを併用したハイブリッド構成も可能です。メモリサイズに制限されない大容量化も実現できます。ハイブリッド構成を用いることで、小規模/小メモリシステムでも活用できます。

分散キーバリューストア

GridDBは、キーバリュー型を拡張/発展させたキーコンテナ型データモデルです。コンテナ(RDBにおけるテーブルに相当)にデータを格納します。コンテナ単位でデータ一貫性(ACID:Atomicity, Consistency, Isolation, Durability)を保持します。

キーバリューデータベース構造のため、キーで絞り込み可能なモデルに対して最も高速に処理できます。

時系列データ/2次元データ/3次元空間データもサポートします。

時系列データ管理(データ圧縮)

時系列データを管理するための「時系列コンテナ」が用意されているため、特に時系列データの管理に強みがあります。IoTビッグデータ格納を想定して開発されています。

RDBで時系列データを管理する場合、日付などの重複データが増えるとデータサイズが肥大化していきます。しかし、GridDBは、RDBに比べてデータサイズを大幅に圧縮できます。

スケーラブル

「スケールアップ」も「スケールアウト」も可能です。1000台規模までリニアスケールできます。

高可用性

ハイブリッド型クラスタ管理方式(「マスタスレーブ型」と「ピアツーピア型」の特長を合わせ持つ)の自律制御クラスタ管理機能により、単一障害点を排除します。サーバ障害が発生しても、システムを止めることなく運用を継続できる可用性を持ちます。

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「MongoDB」「Neo4j」「Redis」など。

導入事例

エネルギー管理システムなどの社会インフラシステムで活用されています。

ライセンス情報

GridDBのライセンスは「GNU Affero General Public License」「Apache License, version 2.0」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

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