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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Apache Jmeter

【OSS情報アーカイブ】Apache Jmeter

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Apache Jmeter」とは

基本情報

概要

Apache Jmeter(アパッチジェイメーター)とは、サーバ負荷テスト(パフォーマンス計測)アプリケーションです。サーバに対して大量の各種リクエストを投げかけ、負荷をかけてパフォーマンスを計測します。

基本説明

Apache Jmeterは、サーバに対して、秒間1万リクエストなどの負荷をかけ、その応答時間などの指標を見ることで、パフォーマンスを計測できます。また、レスポンス内容の妥当性も判定できるため、単体機能テストに使用することも可能です。

多数の機能を搭載しており、条件分岐などを含むテストシナリオを作成できます。

経緯

2001年に、初版がリリースされました。

2011年に、Apacheトップレベルプロジェクトに昇格しました。

主な特徴

パフォーマンス計測

JMeterは、さまざまな条件のもとでパフォーマンスを計測できます。

計測したパフォーマンス結果データは、グラフィカル表示/テーブル形式表示などで確認できます。

プラグインアーキテクチャ

JMeterはプラグインアーキテクチャに基づいており、ほとんどの機能はプラグインで実装されています。ビルドせずにJMeterを拡張できます。

テストシナリオ

「100人のユーザで、1分間に1ユーザが6回ずつリクエストを送信し、10分間負荷をかける」などのテストシナリオを作成します。テストシナリオに基づいて、Apache Jmeterにテスト情報を登録します。

作成したテスト情報は、XMLファイルで保存できます。

スレッドグループ

テスト情報のベースとして「スレッドグループ」を作成します。負荷テストの1つの実行単位になります。

「スレッド数」「Ramp-Up期間(秒)」「ループ回数」を設定します。

例えば、「スレッド数」=60、「Ramp-Up期間」=60、「ループ回数」=1とすると、「60のスレッドを60秒かけて処理を行い、スレッドごとに1回だけ実行する」という意味になり、「1秒に1回ずつリクエストが投げられる」ということになります。

サンプラー

「サンプラー」とは「スレッド」にぶら下がる設定項目です。「対象URL」「プロトコル」「リクエストパラメータ」などを設定します。

プロトコル種類として、HTTP/FTP/JDBC/LDAP/SOAPなどを指定できます。

コントローラー

「コントローラー」機能により、条件分岐などの複雑なテストシナリオを設定できます。

HTTPクッキーマネージャ

「HTTPクッキーマネージャ」は、セッション/Cookie/Basic認証などを管理します。

タイマ

「タイマ」機能で、リクエスト送信のタイムラグを設定できます。

アサーション

「アサーション」機能により、レスポンス情報が正しいかの判定も行えます。

この機能を利用して、各種サービスの単体テストツールとしても利用できます。

リスナー

「リスナー」とは、テスト実行によって得られた各種情報を収集/表示するためのものです。必要とする情報を収集するように設定します。

プロキシでのテストケース自動生成機能

JmeterをProxyサーバにして、クライアントからサーバへのリクエストを仲介することにより、Jmeterがリクエストを読み取り、「スレッドグループ」以下に自動で追加できます。

100% pure Java

Java稼働環境であれば、OS種別を問いません。

GUI

GUIでもCUIでも操作できます。

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Tsung」「Gatling」など。

ライセンス情報

Apache Jmeterのライセンスは「Apache License 2.0」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

ダウンロードページ

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