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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】GIMP

【OSS情報アーカイブ】GIMP

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「GIMP」とは

「GIMP」基本情報

■概要

GIMP(ギンプ/ジンプ)とは、高機能な画像編集ツール(イメージエディタ)です。無償のオープンソースソフトウェアでありながら、有料グラフィック編集ソフトウェアに匹敵するレベルの機能を備えています。

■基本説明

GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、多彩なグラフィックス操作ツールです。「ペイントツール」や「レタッチツール」として、「写真レタッチ」「画像合成」「画像オーサリング」などに利用できます。

GIMPは「誰もが自由に使用および変更できるハイエンドの画像操作アプリケーションを作成すること」を目標として開発されています。

多くのカスタマイズオプションと各種プラグインによる機能強化が可能で、画像操作に関する生産性を向上できます。

■動作環境

クロスプラットフォーム

GIMPは、クロスプラットフォームのイメージエディタです。以下の環境で利用できます。
・Linux
・Windows
・Mac OS X
・Sun OpenSolaris
・FreeBSD など

主要Linuxディストリビューションにおいて、GIMPは標準アプリケーションとして同梱されています。

実装環境

GIMPは、UNIXプラットフォーム上のX11環境で開発されています。

基本的に同じコードがWindows/Mac OS Xでも実行されます。

■経緯

・1995年、開発スタート—Spencer Kimball氏+Peter Mattis氏
・1996年、初版(GIMP 0.54)リリース

■ユースケース

GIMPは「グラフィックデザイナー」「フォトグラファー」「イラストレーター」などが、仕事を効率化するための高度なツールを提供します。

デジタルレタッチ

GIMPは、基本的に幅広い用途で利用できますが、特に「フォトレタッチ」「写真編集」などを得意分野としています。高品質の画像操作ツールを提供し、「レタッチ」から「クリエイティブなコンポジットへの復元」までサポートします。

シンプルなインターフェースから、変換ツールで補正モードを選択するだけで、デジタル写真の不完全性を簡単に修正できます。
・トリミング
・合成
・明るさ/色合いの調整
・シャープネス調整
・フィルタ加工(モノクロ調/セピア調)
・修復ブラシ
・レンズの傾きによる視点の歪み修正
・レンズのバレルディストーション/ケラレを強力なフィルタで除去
・クローンツールを使用した不必要部分の除去
・パースペクティブ視点でのオブジェクトクローン化 など

オリジナルアートワーク作成

GIMPはアーティストが持つイメージを柔軟性と共に形にするサポートを行います。

グラフィックデザイン

GIMPを使用してデザインイメージを作成できます。
・アイコン
・グラフィカルデザイン要素
・ユーザーインターフェースコンポーネント
・モックアップアート など

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→GIMP(GIMP – GNU Image Manipulation Program)

ライセンス情報

GIMPのライセンスは「General Public License v3以降」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GIMP →About GIMP

ダウンロード

→GIMP →Downloads

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Inkscape」「MyPaint」など。

「GIMP」の主な特徴

■ペイント系ソフトウェア

「ペイント系」と「ドロー系」

基本的にグラフィックツールは、「ペイント系ツール」「ドロー系ツール」に大別されます。

GIMPは、ドットの集合体を組み合わせて使う「ペイント系ツール」に分類されます。

「ペイント系」の特徴

ペイント系ツールは、描画をドットの集合体で表現します。

[メリット]
・手書きに近い感覚で自由に線を描ける
・ドロー系ツールに比べ、癖がなく扱いやすい
・初心者~中級者向き
・写真加工が得意

[デメリット]
・拡大/縮小処理に弱い

「ドロー系」の特徴

ドロー系ツールは、描画を座標や方向など数式で表現します。

[メリット]
・数式で画像を表現するため拡大/縮小に強い
・どれだけ画像を大きくしても画像が荒くならない
・イラスト/アイコン作成に向いている

[デメリット]
・癖があるため扱いにくい
・慣れるために時間がかかる

■インターフェース

ツールボックス

GIMPでは好みの方法でツールボックスをカスタマイズできます。
・ウィジェットテーマ変更
・ウィジット間隔調整
・アイコンサイズ調整 など

ドックモジュール

インターフェースはドックにモジュール化されており、「タブにスタック」「独自ウィンドウで開いたままにする」などできます。

フルスクリーンモード

GIMPはフルスクリーンモードを備えています。
・アートワークのプレビュー
・大部分のスクリーンを使用しながらの編集作業

シングルウィンドウモード

1つの親ウィンドウで、ツールボックスなどの複数のウィンドウを統合できます。

■ファイル

ファイル形式

GIMPは多くのファイル形式をサポートしています。
・BMP
・GIF
・JPEG(JFIF)
・PDF
・PNG
・PS
・SVG
・TGA
・TIFF
・XPM など

ファイル変換/エクスポート

GIMPは「ファイル変換機能」や「SVGパスのインポート/エクスポート機能」なども備えています。

ファイルロード

透過的仮想ファイルシステムにより、FTP/HTTP/SMB/SFTP/SSHなどのプロトコルを使用して、遠隔地からファイルをロードして保存できます。

ファイル圧縮

任意のファイルに対してZIP/GZなどで圧縮できます。

■プラグイン

概要

GIMPは、プラグインによる機能拡張が可能です。

プラグイン機能により新しいファイル形式にも即対応でき、エフェクトフィルターも追加できます。

プラグイン例

・画像加工フィルタ「G’MIC」—500種類以上のフィルタ
・Web用画像保存「Save for Web」
・画像拡大「The Texturize plugin」
・画像の一部のみ拡大縮小「Liquid Rescale」
・GIMP図形/文字に影を付け3D化「3D text」
・GIMP図形/文字に凹凸をつけ3D化「Layer Effects」 など

■スクリプト対応

概要

GIMPは、スクリプト機能「Script-Fu」を実装しており、多くのプログラミング言語との統合を通じて拡張性を提供しています。

外部プログラムから内部GIMP関数を呼び出すための手続き型データベースを搭載しており、高度なスクリプトインターフェースにより、「単純タスク」から「複雑な画像操作プロシージャ」まで簡単にスクリプト化できます。

スクリプト活用例

・バッチ処理での画像加工—強力な画像編集機能を使用する処理を自動化
・オンラインでのバッチ処理
・大規模制作での画像表現
・大量ファイルに対するフォーマット変換
・ペイントプログラム連携
・他ツール連携ワークフロー作成—「Scribus」「Inkscape」「SwatchBooker」など

サポートプログラミング言語

・Perl
・Python
・Ruby
・C
・C++
・Scheme など

利用可能スクリプト

プラグインと同様に、GIMPプラグインレジストリサイトに、GIMPコミュニティが作成した多くのスクリプトが用意されています。
・写真立体化機能「3D screenshot」
・パノラマ写真合成機能「Pandora」 など

■外部入力デバイスサポート

グラフィックタブレット

GIMPは、グラフィックタブレットをサポートしており、圧力/ストロークスピードなどのイベントを高度なブラシエンジンのプロパティにマップします。

アナログ動作による調整

また、角度/不透明度などの調整を「USBホイールの回転」や「MIDIコントローラーのスライダー移動」などのデバイスイベントにバインドできます。

「GIMP」の主な機能

「GIMP」の主な機能

GIMPは非常に多くの高度な機能を備えており、コンピュータ上で行うほぼすべての画像編集が可能です。

■ペインティング機能

・塗装ツール一式—ブラシ(カスタムブラシ)/鉛筆/絵筆/エアブラシ/クローン/スタンプ
・高品質アンチエイリアス用サブピクセルサンプリング
・グラデーションエディタ
・ブレンドツール
・透過効果を司るアルファチャンネル など

■画像編集機能

・トリミングツール—矩形/楕円形/任意
・フォアグラウンド抽出ツール
・変換ツール—回転/拡大/縮小/剪断変形/反転
・画風エフェクト—写真を鉛筆画に変換
・明度/コントラスト調整
・ベジェとポリゴン選択を行う高度なパスツール など

■アニメーション機能

GIMPでGIFアニメーションを作成できます。

■カラー管理機能

「RGB」と「CMYK」

カラー管理方法は「RGB(光の三原色)」と「CMYK(色の三原色+黒)」に大別されます。

「RGB」は、光の三原色である、R(レッド)+G(グリーン)+B(ブルー)でカラーを表現するもので、PCモニター表示などで利用されます。

「CMYK」は、C(シアン)+M(マゼンタ)+Y(イエロー)+K(キープレート:黒)でカラーを表現するもので、プリンター印刷などで利用されます。

GIMPはプラグインで「CMYK」に対応

GIMPは、データをRGBで管理し、CMYKをサポートしていません。そのため、そのままCMYK形式のプリンターでプリントアウトすると色合いが異なる場合があります。

GIMPは、デジタルメディアや印刷メディアの色再現性を高めるために、カラー管理機能を提供しています。
・カラープロファイルの割り当て(埋め込み)
・ソフトプルーフ機能—CMYK出力時の色味をシミュレート など

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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