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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Brave

【OSS情報アーカイブ】Brave

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Brave」とは

「Brave」基本情報

■概要

Brave(ブレイブ)とは、オープンソースのWebブラウザです。広告(トラッカー)ブロック機能を標準搭載し、「高速ブラウズ」「プライバシー保護」を特徴としています。

基本説明

Braveは、オープンソースブラウザ「Chromium」をベースとしているWebブラウザです。「広告ブロックによる高いパフォーマンス」が特徴です。

プライバシーに重点を置いたパフォーマンス指向のWebの先駆者チームによって開発されています。

動作環境

Windows/Mac OS X/Linux/iOS/Androidに対応しています。

経緯

2015年、Braveは、「JavaScrip開発者」「Mozilla元CEO」であるBrendan Eich氏らによって設立されたBrave Softwareによって開発されました。

■主な特徴

高速ブラウズ

Braveは既存ブラウザに対する高速性を特徴としています。
・モバイル版:Chrome/Safariより2〜8倍高速
・デスクトップ版:Chromeよりも2倍高速 など

オフィシャルサイトでは高速性比較結果が公開されています。
→Brave →Comparison Test Metrics for Brave on Mobile

ただし、「Braveはアドオンなどの拡張機能を有していないため高速化が容易」という指摘もあります。

広告ブロック

Braveの広告ブロックは、既存Webブラウザの広告ブロックアドオンとは異なり、「広告を選定せずデフォルトで機械的にカット」するため、無駄なダウンロードを抑えられるようになっています。

ページ単位の手動での広告ブロック解除も行えます。

セキュリティ

Braveはトラッカーもブロックし、「マルウェア」「ランサムウェア」「スパイウェア」などに感染する可能性を低減します。

また、できる限りHTTPS接続を試みる「HTTPS Everywhere機能」も備えています。

日本語対応

設定の[language]で「Japanese」を選択し再起動すると日本語表示されます。

広告ブロックビジネスモデル

Braveの広告ブロックは強力であるため、サイト運営側に悪影響を及ぼします。

そこで、Braveは、ユーザーが独自通貨「BAT(Basic Attention Token)」を使用して、アクセスするWebサイトのコンテンツ製作者に対し報酬を提供できる仕組みを用意しています。

ブロックした広告の代わりにBraveが別の広告を挿入し、その収益を「Webサイト」「Brave」「広告代理店」「ユーザー」の4者で分配するというビジネスモデルを構築しようとしています。

この仕組みによる広告表示については、ユーザーがON/OFFを設定できます。

→Brave →Publishers

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Firefox」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Brave(Brave Browser)

ライセンス情報

Braveのライセンスは「Mozilla Public License Version 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →brave/browser-laptop →browser-laptop/LICENSE.txt

ダウンロード

→Brave →Download Brave for your platform

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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