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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Zend Framework

【OSS情報アーカイブ】Zend Framework

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Zend Framework」とは

「Zend Framework」基本情報

■概要

Zend Framework(ゼンドフレームワーク)とは、PHP実装のオブジェクト指向Webアプリケーションフレームワークです。

■基本説明

Zend Frameworkは、「シンプル」「パフォーマンス」「再利用性」「100%オブジェクト指向」に焦点を当てたPHP7に対応するPHPパッケージコレクションです。

プロフェッショナルユースに対応し、累計で2億6700万以上のインストール数を記録しています。

PHP 5.6以上を使用して「Webアプリケーション」「サービス」などを開発するために使用できます。

■経緯

・2006年 初版リリース
・2007年 Zend Framework 1.0リリース
・2012年 Zend Framework 2.0リリース
・2016年 Zend Framework 3.0リリース

主な特徴

■パッケージコレクション

Zend Frameworkは、60以上のPHP用パッケージコレクションで構成されています。

各パッケージは、完全オブジェクト指向で、パッケージマネージャー「Composer」経由でインストールできます。

各コンポーネント間の結合度は弱く、依存関係は最小限に抑えられています。

■PHP標準準拠

Zend Frameworkは、PHP標準コーディング規約「PHP-FIG」に準拠しています。

PHP7に最適化

Zend Framework 3は、「PHP 5.6+」に依存し「PHP 7」に最適化されています。

■柔軟性(MVC実装)

MVC

Zend Frameworkは、MVC(モデルビューコントローラ)に基づくオープンアーキテクチャを採用しています。

デザインパターン制限は無し

自由に使える(use-at-will)アーキテクチャで、ユーザーが従うべき「開発パラダイム」「開発パターン」というものは存在せず、さまざまなデザインパターン用コンポーネントが提供されています。

バックエンドサポート

柔軟な「キャッシング機能」「メモリ機能」「ファイルシステム機能」などを搭載し、多くのバックエンドをサポートできます。

■連携ツール

Zend Frameworkは、以下の開発ツールと連携して開発を行えます。

・パッケージマネージャー「Composer」
・テストフレームワーク「PHPUnit」
・継続的インテグレーションサービス「Travis CI」 など

■技術パートナー

Zend Frameworkの企業スポンサーはZend Technologies社です。

テクノロジーパートナーとして「IBM」「Google」「Microsoft」「Adobe Systems」などが参加しています。

■長期サポート(LTS版)

Zend Frameworkは長期サポート版(LTS)をリリースしています。

LTSバージョンは、リリース時点から3年間サポートされ、セキュリティ対応やバグ修正が行われます。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「CakePHP」「CodeIgniter」「Symfony」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Zend Framework

ライセンス情報

Zend Frameworkのライセンスは「New BSD License」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Zend Framework →About →License

ダウンロード

→Zend Framework →Install

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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