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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】CoffeeScript

【OSS情報アーカイブ】CoffeeScript

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「CoffeeScript」とは

「CoffeeScript」基本情報

■概要

CoffeeScript(コーヒースクリプト)とは、JavaScriptベースのプログラミング言語です。簡単な方法でJavaScriptの良い部分を公開しようとする試みとして開発されており、CoffeeScriptで作成したコードはJavaScriptコードにコンパイルされます。

■基本説明

CoffeeScriptは「Ruby」「Python」「Haskell」などのプログラミング言語から影響を受けたシンタックスシュガーの導入により、JavaScriptと比較して簡潔さと可読性を向上させている言語です。

「配列内包(Array comprehensions)機能」や「パターンマッチング機能」などの機能が追加されています。

■主要開発元

「CoffeeScript」はJeremy Ashkenas氏を中心として開発されています。

Jeremy Ashkenas氏は、CoffeeScriptの他に、以下の開発者としても知られています。
・プログラミング言語「LiveScript」
・JavaScriptフレームワーク「Backbone.js」
・JavaScriptライブラリ「Underscore.js」

■経緯

・2009年:初版リリース
・2017年:バージョン2.0.0リリース—CoffeeScriptのシンプル構文を維持しつつJavaScript互換性強化

■ユースケース

CoffeeScriptは「短期開発」「小規模開発」のような開発プロジェクトに向いています。

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→CoffeeScript(coffeescript.org)

ライセンス情報

CoffeeScriptのライセンスは「MIT License」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →jashkenas/coffeescript →LICENSE

ダウンロード

→CoffeeScript →Installation

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「TypeScript」など。

「CoffeeScript」の主な特徴

■JavaScriptにコンパイル

CoffeeScriptのコードは1対1で同等のJavaScriptにコンパイルされます。

コンパイルされた出力は読みやすく整えられます。

■コード行数削減

CoffeeScriptは、JavaScriptと比較して、より短いコードでプログラムを記述できます。

JavaScriptに比べ1/3程度の行数を削減できます。

■動作パフォーマンス

CoffeeScriptは、同等の手書きのJavaScriptと比較して、パフォーマンスを下げることなく動作でき、より高速に動作するケースもあります。

■JavaScriptライブラリの使用

CoffeeScriptから既存JavaScriptライブラリをシームレスに使用できます。

その逆も可能です。

定義ファイルがなくとも既存JavaScriptライブラリがそのまま使えるため、マイナーライブラリや自作ライブラリとの共存も可能です。

■Node.jsでの動作

CoffeeScriptがサポートする最新のJavaScript機能のほとんどは「Node.js 7.6」以降でネイティブに実行できます。

つまり、Node.jsはそれ以上の処理を必要とせずにCoffeeScriptの出力を実行できます。

 

参考元サイト

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