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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】API Umbrella

【OSS情報アーカイブ】API Umbrella

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「API Umbrella」とは

「API Umbrella」基本情報

■概要

API Umbrella(APIアンブレラ)とは、オープンソースのAPI管理プラットフォームです。

■基本説明

API Umbrellaは、WebサービスAPIを公開するためのオープンソースのAPI管理プラットフォームです。

APIの前に位置するプロキシとして動作し、「APIキー」「レート制限機能」「分析機能」などの一般的な機能をシームレスにAPIに追加できます。

API Umbrellaは「API開発者とAPI利用者の両方を楽にすること」を基本的な目標として開発が進められています。

■主要開発元

API Umbrellaは、米エネルギー省に属する国立再生可能エネルギー研究所(NREL:The National Renewable Energy Laborator)を中心として開発が進められています。

→nrel.gov

→nrel.gov →National Renewable Energy Laboratory API Case Study

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→API Umbrella(apiumbrella.io)

ライセンス情報

API Umbrellaのライセンスは「MIT License」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →NREL/api-umbrella →LICENSE.txt

動作環境

API Umbrellaは「Ubuntu」や「Debian」などの各種Linuxディストリビューションで動作します。

ダウンロード

→API Umbrella →Install

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「3scale」「Kong」など。

「API Umbrella」の主な特徴

■APIキーによるアクセス制御

API Umbrellaは、APIの使用状況を追跡し、APIキーを使用してAPIへのアクセスを制御します。

■API統合

API Umbrellaは、APIユーザーとAPIの間にあるリバースプロキシとして動作し、APIの上位層として機能するため、提供されている機能を利用するためにAPIコードを変更する必要はありません。

複数のAPIがある場合は、さまざまなAPIで使用できる単一のAPIキーを使用して、APIコンシューマへのアクセスをシンプルにできます。

■API標準化

「APIキー管理」「レート制限機能」「分析機能」などの一般的な機能などは、すでに処理されていると想定できるため、共通の機能をAPIコードに実装する必要はありません。

■マルチテナント

単一のAPI Umbrellaインストールで複数の組織を共存させることができます。

「API Umbrella」の主な機能

■リクエストレート制限機能

APIキーを使用して作成できるAPIリクエスト数を制限できます。

各APIキーについて、これらの制限はすべてのAPIリクエストに適用され、これらの制限を超えると、APIキーがそれ以降のリクエストを一時的にブロックされることになります。ブロックは1時間待つことで自動的に解除されます。

■アナリティクス機能

APIリクエストに関する情報などについて分析できます。

分析データは、API Umbrellaに対して行われた要求ごとに収集され、データベースに記録されます。

■キャッシング機能

API Umbrellaは「Apache Traffic Server」を使用してHTTPキャッシング層を提供します。

■管理Webインターフェース

API Umbrellaの管理用Webツールを使用して「APIルーティング設定」「ユーザー管理」「表示分析」などを管理できます。

■管理REST API

すべての管理機能もREST APIを介して利用可能です。

→API Umbrella →Docs →REST API →API Umbrella Admin API

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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