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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Berkeley DB

【OSS情報アーカイブ】Berkeley DB

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Berkeley DB」とは

「Berkeley DB」基本情報

■概要

Berkeley DB(バークレーデータベース)とは、Key-Valueデータベースライブラリ群です。アプリケーションにスケーラブルな高性能データ管理サービスを提供します。

■基本説明

Berkeley DB(BDB)は、Key-Valueデータ用の高性能組み込みデータベースを提供することを目的としたソフトウェアライブラリ群です。

エンタープライズクラスのデータベースで使用される複雑なデータ管理機能を提供するビルディングブロックであり、透過的な方法で、スケーラビリティと柔軟性を備えた高速なデータ管理サービスをアプリケーションに提供します。

アプリケーションの基盤となるストレージおよび検索システムを提供します。

■動作環境

Berkeley DBは、多くのOS上でコンパイルして実行できることがテストされて認定されています。
・Solaris
・BSD
・Windows
・Linux
・Mac OS/X
・Android
・iOS など

■経緯

・1994年 初版リリース

Berkeley DBは、携帯電話からE-Commerceまで、さまざまな本番環境で長年にわたって使用されてきた信頼性の高いソリューションです。

■ユースケース

・カスタムデータ管理ソリューション開発
・ローカルストレージソリューション開発
・世界規模の分散ストレージソリューション開発 など

3エディション構成

Berkeley DBは3つの異なるエディションの共通のブランド名です。

共通のブランディングにもかかわらず、各エディションにはデータベースライブラリが別々に用意されています。

■アプリケーション組み込み型データベース「Oracle Berkeley DB」

「Oracle Berkeley DB」はアプリケーション組み込み型データベースです。

C言語で実装されています。

→Berkeley DB →Oracle Berkeley DB

■Javaデータベース管理ライブラリ「Oracle Berkeley JE(Java Edition)」

「Oracle Berkeley JE」は、Java実装であるため、Java実行環境さえあればプロセッサやOSを問わず利用できます。

データベース機能はBerkeley DBとほぼ同等です。

→Berkeley DB →Oracle Berkeley JE

■XMLドキュメント特化型データベース「Oracle Berkeley XML」

「Oracle Berkeley XML」は、XQueryをサポートするXMLドキュメントの格納に特化しているデータベースです。

C++で実装されています。

→Berkeley DB →Oracle Berkeley XML

主な特徴

■非リレーショナルデータベース

Berkeley DBはリレーショナルデータベースではありません。

任意のキー/データのペアをバイト配列として格納し、単一のキーに対して複数のデータ項目をサポートします。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「SQLite」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Oracle →Berkeley DB

ライセンス情報

Berkeley DBのライセンスは「デュアルライセンシングモデル」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Oracle →Berkeley DB →Oracle Berkeley DB Licensing Information

ダウンロード

→Oracle →Berkeley DB →Oracle Berkeley DB Downloads

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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