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OSS情報
2020.01.01
【OSS情報アーカイブ】Cyrus IMAP

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。
コンテンツ
「Cyrus IMAP」とは
「Cyrus IMAP」基本情報
■概要
Cyrus IMAP(サイラス[キュロス]アイマップ)とは、「メール」「連絡先」「カレンダー」サーバで、エンタープライズグループウェアとして利用できます。
■基本説明
Cyrus IMAP(Internet Message Access Protocol)は、各種プロトコルを使用して「個人メール」「掲示板」「ニュースフィード」「カレンダー」「連絡先」などのアクセスを提供するサーバプログラム群です。
確立されたオープンスタンダードに基づくテクノロジー(IMAP準拠など)を使用して、小規模から大規模なエンタープライズ環境で使用するために設計されたスケーラブルなエンタープライズグループウェアシステムです。
■動作環境
Cyrus IMAPは主要Linuxディストリビューションで動作します。
■経緯
・1994年 Cyrus Projectとして開発スタート
カーネギーメロン大学により開発が進められています。
主な特徴
■対応プロトコル
Cyrus IMAPは、以下の各プロトコルに対応しています。
・IMAP/IMAPS
・POP3/POP3S
・NNTP
・TLS
・CalDAV
・CardDAV など
■密閉型システム設計
Cyrus IMAPは、メールと掲示板環境を1つ以上のノードに設定できます。
これらのノードは、ユーザーが通常ログインすることを許可されていない封印されたノード上で実行されるため、他のIMAPサーバ実装とは異なります。
■プライベートメールボックスデータベース
メールボックスデータベースは、メールボックス階層(Maildir)のパフォーマンスとスケーラビリティを向上させるために、Cyrus IMAPシステム専用のファイルシステムの一部に格納されます。
メールに対するすべてのユーザーアクセスは、各種プロトコルを使用するソフトウェアによって行われます。
プライベートメールボックスデータベースの設計により、「効率」「スケーラビリティ」「管理性」においてCyrus IMAPに多くの利点がもたらされます。
・高速処理—同一メールボックスへの複数の同時読み書きをサポート
・セキュリティ—メールボックスに対するアクセス制御リスト
・ストレージクォータ—メールボックスに対する容量制限設定
・スケーラブル—クラスタ構成サポート、大規模運用を意識した拡張 など
主な機能
■クラスタ化機能「Cyrus IMAP Murder」
Cyrus IMAP Murderは、大規模で透過的なIMAPクラスタとして機能するCyrus IMAPサーバのグループで構成されます。
Cyrus IMAP Murder構成では、1つ以上のフロントエンドサーバがクライアント接続を受け取り、該当のメールボックスを保持するバックエンドサーバに接続させます。
このような仕組みにより、ユーザーは、実際に格納されているメールサーバを意識せずに、透過的なアクセスが可能です。
補足情報
■同様製品
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
オープンソース製品:「Dovecot」「Postfix」など。
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
ライセンス情報
Cyrus IMAPのライセンスの詳細については、こちらを参照ください。
→Cyrus IMAP →Get Cyrus →Licensing
ダウンロード
参考元サイト
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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