マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】MusE

【OSS情報アーカイブ】MusE

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「MusE」とは

「MusE」基本情報

■概要

MusE(ミューズ)とは、録音および編集機能を備えたMIDI/オーディオシーケンサーです。オーディオとMIDIの両方をサポートするデジタルオーディオワークステーション機能を提供します。

■基本説明

MusEは、録音および編集能力を備えたMIDI(Musical Instrument Digital Interface)およびオーディオシーケンサーです。

MusEはLinuxでの完全なマルチトラック仮想スタジオを目指して開発されています。

■動作環境(Linux)

MusEは、「ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)」や「LASH(Linux Audio Session Handler)」などのLinux専用テクノロジに依存しているため、主要Linuxディストーションのみをサポートしており、Linuxバイナリが提供されています。

WindowsやMac OSXでは動作しません。

■経緯

・2006年 初版リリース

主な特徴

■MIDIサポート

MusEでは、実際の外部シンセサイザーに対して、MIDI経由で多くの共通MIDI信号をトリガーできます。MusEには内部シンセサイザーも搭載されています。

MusEはアナログオーディオ録音用のマルチトラックレコーディングスタジオとしても使用できます。

■ミキサー

MusEには、ミキサーが内蔵されているため、1つのウィンドウでMIDIとオーディオのミキシングを行えます。

■API「MESS」

「MESS(MusE Experimental Soft Synth)」は、プログラマーが独自のソフトウェアシンセサイザーを開発できるAPIです。

MESSのインターフェースは、MIDIデータとメソッドを提供します。

■XML形式設定ファイル

MusEの設定ファイル類は、すべてXML形式で保存されます。

問題がある場合に、設定ファイルを直接調査できるメリットがあります。

主な機能

■MIDIシーケンシング

リアルタイム録画/再生
MIDIファイルのインポート/エクスポート
入力フィルタ
MIDI編集機能
・ピアノロール
・ドラムエディタ
・リストビュー
・スコアエディタ
内部シンセプラグイン機能
・Fluidsynth soundfont(sf2)対応ソフトシンセ
・DX11をエミュレートするDeicsonze FMシンセ
標準シンセプラグインフォーマット—DSSI、VST、LV2
マルチチャンネルシンセのサポート
ハードウェアとソフトウェアの両方をサポートする外部シンセ
MIDIトランス
MIDI編集プラグインサポート

■オーディオシーケンス

リアルタイム録音/再生
複数のモノラル/ステレオの入力/出力
グラフィカル編集
オーディオトラックタイプ
・オーディオ入力
・オーディオ出力
・ウェーブトラック
・グループトラック
・AUX出力
標準プラグイン形式サポート—LADSPA、DSSI、VST、LV2
ドラッグアンドドロップによるインポートと配置
・プラグインとプラグインのプリセット
・部品
・MIDIファイル
・オーディオファイル
・AUX出力

補足情報

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→MusE(Main Page – www.muse-sequencer.org)

ライセンス情報

MusEのライセンスは「GNU General Public License」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→MusE

ダウンロード

→MusE →Download

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。