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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Catalyst

【OSS情報アーカイブ】Catalyst

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Catalyst」とは

「Catalyst」基本情報

■概要

Catalyst(カタリスト)とは、暗号通貨トレーディングアルゴリズムライブラリです。

■【参考】「Enigma」とは

Enigmaは、Ethereumのセカンドレイヤープロジェクトであり、ENGというERC20ベースのトークンを発行している暗号通貨プロジェクトでもあります。

暗号化されたままデータを取引できるデータマーケットプロトコルを提供しており、スマートコントラクトの課題であったプライバシー問題のソリューションとして注目されています。

→Enigma(Making Decentralization Work)

■「Catalyst」基本説明

Catalystは、Enigmaプロトコルを使用した最初のアプリケーションとして公式から提供されている暗号通貨取引用Pythonアルゴリズムライブラリです。

暗号通貨取引アルゴリズムを作成後、「過去データを使用した取引シミュレーション(バックテスト)」でアルゴリズムをテストすることで、独自のトレーディング戦略を構築できます。

テスト実施後に「実際に暗号通貨取引を実施」できます。

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→Catalyst

ライセンス情報

Catalystのライセンスは「Apache License 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →enigmampc/catalyst →LICENSE

ダウンロード

→GitHub →enigmampc/catalyst

「Catalyst」の主な特徴

■取引アルゴリズム実装

Catalystを使用して、多様な取引アルゴリズムを実装できます。
・BTC Simple購入
・デュアル移動平均クロスオーバー
・ポートフォリオ最適化 など

→Catalyst →Docs →Example Algorithms

■ライブ取引所サポート

Catalystは、暗号通貨取引所によるライブ取引をサポートしています。
・Binance
・Bitfinex
・Bittrex
・Poloniex

開発が進むことで、さまざまな取引所で実際にトレーディングできるようになるとみられています。

■モード切替

Catalystは、取引アルゴリズムを実行できる3つの異なるモードをサポートしています。

①「バックテスト」モード

バックテストモードでは「履歴データ」を使用してアルゴリズムを実行してテストできます。
※実際の取引は発生しません。

②「ペーパートレーディング」モード

ペーパートレーディングモードでは、「リアルタイムデータ」を使ってシミュレーションを実行できます。リアルタイムで行われるバックテストとして利用できます。
※実際の取引は発生しません。

③「ライブトレーディング」モード

ライブトレーディングモードでは、作成したアルゴリズムを用いて実際に取引を行います。

■機械学習ライブラリ連携

Catalystは、「matplotlib」「scipy」「statsmodels」「sklearn」などの統計および機械学習ライブラリと連携できます。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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