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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】FOG Project

【OSS情報アーカイブ】FOG Project

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「FOG Project」とは

「FOG Project」基本情報

■概要

FOG Project(フォグプロジェクト)とはオープンソースのコンピュータイメージングソリューションです。「OSイメージング(クローニング)機能」および「ネットワーク管理機能」を備えています。

■基本説明

FOG Projectは、「Windows」「Mac OSX」「各種Linuxディストリビューション」などのデスクトップOSについて、「イメージング(クローニング)」や「デプロイ」を実行できるソリューションです。

FOG Projectを使用してコンピュータを安全にリモート管理できます。

■主要開発元

→FOG Project →ABOUT US

FOG Projectは、3万人以上のユーザーからなる活気あるフォーラムコミュニティによって支えられています。

■オフィシャルサイト情報

オフィシャルサイト

→FOG Project

ライセンス情報

FOG Projectのライセンスは「GNU General Public License v3.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →FOGProject/fogproject →LICENSE

動作環境

FOGサーバのインストールはLinuxを実行しているコンピュータでのみサポートされています。

「CentOS」や「Debian」などのサーバ向け長期サポートディストリビューションが推奨されていますが、他のディストリビューションでも使用できます。

ダウンロード

→FOG Project →Getting FOG Project

「FOG Project」の主な特徴

■サポートOS

FOG Projectは以下のOSをサポートしています。

・Windows—「XP」「Vista」「7」「8/8.1」「10」
・Linux
・Mac OS X

■PXEブート(ブートディスク不使用)

FOG Projectではブートディスクを使用せずにブートするために、ネットワークブート規格「PXE」を利用します。

「PXE」とは

「PXE(Preboot eXecution Environment)」は、インテルの策定したネットワークブート規格です。

ネットワークブートを利用することで「ストレージをもたないクライアントPC」や「ストレージに別のOSが導入されているクライアントPC」でも、サーバ上のOSイメージを使用して起動できます。

「PXE」の実行条件

PXEによるネットワークブートには以下の環境が必要です。

・クライアント:PXE準拠のNIC(Network Interface Card)が搭載されていること
・サーバ:「PXEサーバ」および「DHCP(BOOTP)サーバ」が動作していること

FOG Projectでのネットワークブート

FOG Projectを利用すると、対象PCは「PXE」経由で起動し、マシンイメージング用の小さなLinuxクライアントを自動的にダウンロードして実行します。

つまり、コンピュータをローカルハードディスクではなくネットワークサーバから起動できます。

■ネットワークドライバ同梱

FOG Projectには、クライアントカーネル(vanilla linux)に主要ネットワークドライバが組み込まれているため、多くの場合において、ネットワークドライバを別途用意する必要はありません。

■仮想サーバ対応

FOG Projectは以下の仮想環境をサポートしています。

・Hyper-V
・KVM/QEMU
・OpenVZ
・LXC
・VirtualBox
・VMWare ESXi
・Xen/XenServer など

→FOG Project →FOGWiki →インストール →仮想化

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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