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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Pulumi

【OSS情報アーカイブ】Pulumi

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Pulumi」とは

概要

Pulumi(プルミ)とは、コードプラットフォームインフラストラクチャです。使い慣れた言語でコードを記述することで、Infrastructure-as-Codeアプローチを使用して「AWS」「Azure」「Google Cloud Platform」「Kubernetesリソース」を自動的にプロビジョニングおよび管理します。

基本説明

Pulumiは、プログラミング言語とネイティブエコシステムを使用して、クラウド上でインフラストラクチャの「プロビジョニング」「更新」「管理」を実施できます。

「コンテナ」「サーバレス」「ホステッドサービス」「インフラストラクチャ」などを使用するクラウドソフトウェアを作成し、任意のクラウドに簡単にデプロイできます。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→pulumi.com

■GitHub

→github.com →pulumi/pulumi

■主要開発元

Pulumiは、Pulumi社が中心となり開発が進められています。

→pulumi.com →about

■ライセンス情報

Pulumiのライセンスは「Apache License 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →pulumi/pulumi →LICENSE

■インストール

→pulumi.com →docs →get-started →install

■導入事例

Pulumiは、「スタートアップ企業」から「複雑なマルチクラウド環境を管理するGlobal2000企業」まで、あらゆる規模の企業で数千人のユーザーが利用しています。

→pulumi.com →case-studies

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Terraform」など。

ユースケース

Pulumiはクラウド全体での単一配信ワークフローにより、開発者やオペレーターなどの作業コストを軽減できます。

■開発者向け

開発者は「TypeScript」「JavaScript」「Python」「Go」などの使い慣れた言語でコードを記述できます。

これにより、新たにYAMLやDSL方言を学習する必要はなく、クラウドアプリケーションとインフラストラクチャへの最新のアプローチが可能になります。

■「DevOpsチーム」および「インフラチーム」向け

インフラストラクチャチームは、Pulumiを使用することで、「クラウド環境」「ハイブリッド環境」「オンプレミス環境」などのあらゆる環境で、クラウドアプリケーションとインフラストラクチャの継続的デリバリーを1つの共通アプローチで実現できます。

適切なポリシーを導入することで、開発チームを「セルフサービス」にすることもできます。

■セキュリティエンジニア向け

セキュリティチームは、あらゆるクラウド環境にまたがる1つの共通ワークフローを使用することで、「セキュリティ」「コンプライアンス」「コスト管理」など、あらゆる種類のクラウドガバナンスプロジェクトを実現するためのポリシーを実施できます。

■エンジニアリングリーダー向け

エンジニアリングリーダーは、Pulumiの独自のアプローチにより、「開発者」「DevOpsエンジニア」「SecOpsエンジニア」が協力して効率を高めるチームを構築でき、統合されたクラウドエンジニアリングを実現できます。

主要コンポーネント

Pulumiは、以下の主要コンポーネントで構成されています。

→pulumi.com →docs →intro →concepts

■Pulumiプログラム

Pulumiプログラムは「クラウドインフラストラクチャをどのように構成するか?」について汎用プログラミング言語で記述します。

■プロジェクト

プロジェクトは「Pulumiプログラムのソースコード」と「プログラムの実行方法に関するメタデータ」を含むディレクトリです。

■スタック

Pulumiプログラムを作成した後、プロジェクトディレクトリ内からPulumiCLIコマンドを実行すると、スタックと呼ばれる構成可能なインスタンスが作成されます。

スタックは、「開発スタック」「ステージングスタック」「本番スタック」のように、開発フェーズごとに作成できます。

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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