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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Xymon

【OSS情報アーカイブ】Xymon

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Xymon」とは

「Xymon」基本情報

■概要

Xymon(シモン/サイモン)とは、ネットワーク監視ツールです。サーバ/アプリケーション/ネットワークなどについてグラフィカルインターフェースでの監視を行えます。

■基本説明

Xymonは「コンピュータの状態」「コンピュータ上で実行されているアプリケーションの状態」「それらの間のネットワーク接続に関する情報」などを収集します。

シンプルで直感的なWebページで、これらの情報すべてについて、システムのステータスの変化をリアルタムに把握できます。

■動作環境

Xymonの中央サーバはUnix/Linuxホスト上で動作します。

また、Xymonをインストールするサーバ上でApacheなどのWebサーバを実行する必要があります。

→Xymon →Installing Xymon

■経緯

・2005年 初版リリース

主な特徴

■グラフィカル監視インターフェース

Xymonはグラフィカルな監視インターフェースを提供します。

Webベースのグラフィカルディスプレイは、ホストごとに赤色/黄色/緑色のコンディションアイコンを使用し、現在の最悪のステータスを示す色付きの背景の上に表示されます。

ユーザーは、色付きのアイコンをクリックすると、より詳細な情報やメトリック統計の関連グラフを表示できます。各デバイスのさまざまなネットワークサービスのステータスを表示し、「定義されたレベルのダウンタイム後にキューに入れられたメールメッセージの数を一覧表示する」など、さまざまなアプリケーションおよびオペレーティングシステムのメトリクスを提供します。

■監視対象項目

Xymonは多くのシステムを監視できます。
・メールサーバ
・Webサーバ(HTTP/HTTPSの両方)
・ローカルサーバアプリケーションのログ
・各種ネットワークサービス など

Xymonサーバは、ネットワークに接続されたホストやデバイスに対して、「SMTP」「HTTP/S」「DNS」など広範囲で拡張可能なプロトコルをサポートするネットワークプローブを使用して監視を行います。

また、サポートされているオペレーティングシステムを使用するホストの場合は、Xymonクライアントを実行して、オペレーティングシステムとアプリケーションの監視メトリックを追加収集し、Xymonサーバに報告することも可能です。

■ハイパフォーマンス

Xymonは「収集データをディスクではなくメモリに保存」「シェルスクリプトではなくC言語実装」などの設計によりパフォーマンスボトルネックを回避することで、ハイパフォーマンスを発揮できます。

■集中管理

Xymonでは、すべての構成データを1つの場所に保持して、集中設定を行えます。

■オールインワンパッケージ

Xymonの基本パッケージには、監視に必要な各種機能がデフォルトで組み込まれているため、さまざまなアドオン設定を必要とせずに、すぐに利用を開始できます。

■カスタムアドン

追加機能としてカスタムアドオンも用意されており、カスタマイズや機能追加を行えます。

→Xymonton →Xymonton: Xymon Custom Add-ons

主な機能

Xymonは、次のような各種機能も備えています。
・ログ保存機能
・レポート機能
・通知機能 など

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Zabbix」「Hinemos」「Pandora FMS」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Xymon

ライセンス情報

Xymonのライセンスは「GNU GPL license version 2」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Xymon →Licensing Xymon

ダウンロード

→SourceForge →Xymon systems and network monitor

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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