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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】StackStoom

【OSS情報アーカイブ】StackStoom

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「StackStoom」とは

概要

StackStorm(スタックストーム)とは、サービスおよびツール全体の統合および自動化のためのプラットフォームです。既存のインフラストラクチャやアプリケーション環境を結び付けることが可能であるため、特に「イベントに応じたアクション実行」に重点を置いた自動化を実現できます。

基本説明

StackStoomは、堅牢なDevOps自動化エンジンとして、「シンプルなif/thenルール」から「複雑なワークフロー」まで対応できる自動化プラットフォーム機能を提供します。

「ルールエンジン」「ワークフロー」「アクション」などを備えた豊富な統合パックにより、ビジネスのほぼすべての部分について自動化および合理化できます。

経緯

・2014年:初版リリース

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→StackStoom(stackstorm.com)

■主要開発元

StackStoomは、Extreme Networks, Inc.により開発が進められています。

→StackStoom →Contact

■ライセンス情報

StackStoomのライセンスは「Apache License 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GitHub →StackStorm/st2 →LICENSE

■ダウンロード

→StackStoom →docs →Installation

■導入事例

ケーススタディ

→StackStoom →StackStorm Case Studies

Netflix:イベント駆動型診断(修復)プラットフォーム「Winston」構築

→Slideshare →Winston: Helping Netflix Engineers Sleep at Night

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Jenkins」など。

■トラブルシューティング

「Nagios」「Sensu」「New Relic」などの監視ツールによってキャプチャされたデータから「システム障害発生」「物理ノード状態」「OpenStackまたはAmazonインスタンス状態」などを把握できます。

また、「アプリケーションコンポーネントでの一連の診断チェック」などの診断処理も実施できます。

■自動修復

StackStormは障害が発生すると「Tier 1サポート」として機能できます。

「トラブルシューティング」「既知問題修正」「必要に応じて担当者へのエスカレーション」などを実施できます。

自動修復例

①OpenStackコンピューティングノードのハードウェア障害について特定および検証
②インスタンスを適切に退避
③潜在的なダウンタイムについて情報をプッシュ

■CI/CDパイプライン自動化

StackStoomにより高度なCI/CD自動化パイプラインを構築できます。

パイプライン構築例

①Jenkinsでビルドとテストを実施
②新しいAWSクラスタをプロビジョニング
③ロードバランサーでトラフィックをON
④NewRelicアプリのパフォーマンスデータに基づいてロールフォースまたはロールバック

■ChatOps最適化

StackStoomをChatOpsとして利用し、自動化とコラボレーションを統合することで、DevOpsチームをより効率的な開発環境に変革できます。

■自動化セキュリティレスポンス

セキュリティ問題は深刻であるため、迅速に対処が求められます。

Stackstormは堅牢に動作できるため、安定した高速なレスポンスを実現できます。

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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