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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】FreeSWITCH

【OSS情報アーカイブ】FreeSWITCH

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

コンテンツ

「FreeSWITCH」とは

概要

FreeSWITCH(フリースイッチ)とは、オープンソーステレフォニープラットフォームです。バックツーバックのユーザーエージェントとして実装されたソフトウェア定義のテレコムスタックであり、あらゆるコモディティハードウェアで実行される多用途ソフトウェア実装によるデジタルトランスフォーメーションを可能にします。

基本説明

FreeSWITCHは、すべての一般的な「VoIPプロトコル」と「PRIインターフェース」をサポートし、VoIP(IPネットワーク)およびPSTN(固定電話)からの「音声」「ビデオ」「テキスト通信」を処理できます。

FreeSWITCHを利用すると「Raspberry PI」から「マルチコアサーバ」まで、あらゆるデバイスの通信可能性を拡張できます。「拡張性」「柔軟性」「安定性」「スケーラビリティ」を目的としたモジュラーアーキテクチャにより大きな拡張性を有しています。

中核となるFreeSWITCHは、任意のデバイスのアプリケーションに埋め込むことができるライブラリです。より一般的には、サーババックグラウンドプロセスとして実行するように構築されています。

ユースケース

FreeSWITCHは、以下のようにさまざまなタスクを実行できます。

・PBX(オフィス電話システム)
・VoIP電話
・ソフトフォン
・クラス5ソフトスイッチ(電話キャリア)
・トランジットスイッチ
・TTS(テキスト読み上げ)変換
・アプリケーションサーバ—ボイスメール、ビデオ会議ホスト など

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→freeswitch.com

■GitHub

→github.com →signalwire/freeswitch

■主要開発元

FreeSWITCHは、SignalWireが中心となり開発が進められています。

→signalwire.com

■ライセンス情報

FreeSWITCHのライセンスは「MOZILLA PUBLIC LICENSE Version 1.1」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →signalwire/freeswitch →LICENSE

■インストール

→freeswitch.org →Installation

■導入事例

FreeSWITCHを使用している企業は世界中に5000以上あり、1日あたり3億人以上のエンドユーザーが利用しています。

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Asterisk」など。

モジュラーアーキテクチャ

FreeSWITCHはモジュラーシステムを使用して構築されています。

デフォルト構成でインストールすると、最も一般的なシナリオに必要なモジュールが有効になります。

代表的なモジュールタイプ

モジュールは提供する機能の種類によって、以下のようにグループ化されています。

・エンドポイント
・アプリケーション
・ダイヤルプラン
・ディレクトリ
・コーデック
・ファイル形式
・ロガー
・スクリプト言語 など

→freeswitch.org →Modules

API

FreeSWITCHの多くのモジュールではAPIコマンドを実行できます。

「コマンドラインやスクリプトから発行」「イベントソケットを介してリモートコンピューターから送信」などの処理が可能です。

コマンドラインで「showapi」と入力すると、ロードされているモジュールに基づいてすべてのAPIが表示されます。

■APIコマンド例

各APIコマンドで実行できることは個々のモジュール次第ですが、一般的な機能として以下のようなものがあります。

・ステータス情報返送—会議に参加しているリスナー数
・実行中アプリケーション制御—再生中のファイルの一時停止 など

参考元サイト

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