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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】syslog-ng

【OSS情報アーカイブ】syslog-ng

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

コンテンツ

「syslog-ng」とは

概要

syslog-ngとは、柔軟で拡張性の高いシステムロギングアプリケーションです。「syslog」「非構造化テキスト」「キューイング」「SQL」「NoSQL」などの幅広い入出力メソッドをサポートし、一元化された信頼できるロギングソリューションを構築できます。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→syslog-ng.com →products →open-source-log-management

■GitHub

→github.com →syslog-ng/syslog-ng

■主要開発元

syslog-ngは、One Identityが中心となり開発が進められています。

→syslog-ng.com →company

■ライセンス情報

syslog-ngのライセンスは「GPLライセンス+LGPLライセンス」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →syslog-ng/syslog-ng →COPYING

■ダウンロード

→syslog-ng.com →products →open-source-log-management →3rd-party-binaries

Dockerイメージ

→syslog-ng.com →community →blog →central-log-server-docker

■導入事例

→syslog-ng.com →customer-stories

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「rsyslog」など。

ハイパフォーマンス

syslog-ngは、単一ノードで実行している場合でも、大規模クラスタに匹敵するパフォーマンスレベルを提供します。

最もシンプルな使用例としては「1秒あたり600〜800kメッセージ」へのスケールアップが可能です。

対応データ種類

・RFC3164
・RFC5424
・JSON
・非構造化データ形式 など

IPv4およびIPv6のサポート

syslog-ngアプリケーションは「IPv4」と「IPv6」の両方のネットワーク環境で動作し、両方のタイプのネットワークでメッセージを送受信できます。

他ツール連携

・メッセージキューイング—AMQP、STOMP、ApacheKafka
・データベース—MongoDB、MSSQL、MySQL、Oracle、PostgreSQL、SQLite
・ビッグデータツール—Elasticsearch、Apache Kafka、Apache Hadoop
・監視ツール—Riemann など

「syslog-ng」の主な機能

ロギング機能

■ログ転送機能

syslog-ngを使用すると、最新のプロトコル標準を使用して、ホストのログメッセージをリモートサーバに送信し、一元的に保存できます。

■ログメッセージ暗号化機能

syslog-ngは、通信を暗号化するための「TLS(トランスポート層セキュリティ)プロトコル」をサポートしています。

「X.509証明書」を使用してクライアントとログサーバを認証することも可能です。

■メッセージローカルバッファリング機能

syslog-ngアプリケーションは、中央ログサーバまたはネットワーク接続が使用できなくなった場合、重要なログメッセージが失われるリスクを最小限に抑えるために、メッセージをローカルハードディスクに保存できます。

接続が回復すると、メッセージが受信された順序で、保存されたメッセージをサーバに自動的に送信します。

ディスクバッファは永続的であり、syslog-ngを再起動してもメッセージは失われません。

データ処理機能

■非構造化ログメッセージ処理機能

syslog-ngには一連の組み込みパーサーが付属しており、これらを組み合わせることで、非構造化メッセージを処理できます。

■フィルタリング分類機能

syslog-ngアプリケーションは、正規表現やブール演算子を使用することで、受信ログメッセージをさまざまなパラメータに基づいて並べ替えることができます。
・ログ内容
・送信元ホスト
・対象アプリケーション
・優先度 など

■フィールド値変更機能

syslog-ngは、ログメッセージを名前付きフィールドまたは列にセグメント化し、これらのフィールドの値を変更することもできます。

参考サイト
→syslog-ng.com →products →open-source-log-management
→syslog-ng.com →technical-documents →syslog-ng-open-source-edition →3.26 →administration-guide
→github.com →syslog-ng/syslog-ng

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