マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

IT用語解説

2022.02.22

【用語紹介】わかりやすくまとめ「 SaaS 」

【用語紹介】わかりやすくまとめ「 SaaS 」

わかりやすくまとめ「 SaaS 」として、
「概要」「SaaSプロバイダー」「サブスクリプション」「SaaSアプリの例」「メリット」「デメリット」について紹介しています。

※「SaaSの責任共有モデル」に関するセミナー資料(60ページ)を無料で参照できます。

わかりやすくまとめ「 SaaS 」

「SaaS」とは

概要

「SaaS」(Software as a Service)とは、主要なクラウドコンピューティングモデルの1つであり、「クラウドベースのソフトウェア配信モデル」です。

ユーザーは、対象ソフトウェアをPCにダウンロード+インストールして実行するのではなく、ブラウザなどからインターネット経由でクラウドソフトウェアサービスにアクセスすることで、多種多様なサービスを利用できます。

SaaSプロバイダー

SaaSプロバイダーは、クラウドサービスを提供し、ハードウェアとソフトウェアのすべてを管理します。

サブスクリプション

多くのSaaSベンダーは、ユーザーが利用するサービスに対して、月額(年額)の「定額料金」もしくは「従量制モデル」でサブスクリプション料金を請求します。

このサブスクリプション料金には、「ソフトウェアライセンス費用」や「サービスレベルアグリーメント(SLA)に応じた継続的なサポート」が含まれます。

利用する企業には多くのメリットがあります。
・コストをより適切に管理できる
・将来の予算編成のニーズを予測できる
・初期費用を低く抑えることができる
・迅速に軌道に乗ることを目指す新規ビジネスに役立つ

SaaSアプリケーションの例

■オフィス生産性向上サービス
・Eメール
・カレンダー
・コミュニケーション(コラボレーション)
・プロジェクト管理
・ドキュメント管理
・データベース管理
・モビリティ管理 など

■ビジネスサービス
・マーケティング
・エンタープライズリソースプランニング(ERP)
・顧客関係管理(CRM)
・人事管理(HRM)
・給与処理
・請求処理 など

「SaaS」のメリット

①初期投資が不要

「高価なハードウェア購入費用」や「管理運用費用」などのコストは一切不要で、便利なサービスをすぐに利用開始できます。

②必要に応じて利用できる

ユーザーは、必要な場合のみ、SaaSアプリを利用できます。

利用する必要がなくなった場合は、いつでも利用を停止できます。

③アクセシビリティ

オンプレミスソフトウェアをインストールして利用する形態と比較すると、SaaSアプリケーションはブラウザからアクセスできるため、アクセス利便性は大幅に向上します。

④スケーラビリティ

SaaSを利用すると、企業はユーザー数の大規模変動にも簡単に適応できます。

ユーザーベースが拡大(縮小)する場合には、SaaSプロバイダーとのサービスレベル契約を調整するだけで対応できます。

⑤データ保護機能

多くのSaaSプロバイダーは、安全性の高いパブリッククラウドサービスを利用してデータ保存しています。

停電やその他ハードウェア障害からデータを保護するために役立ちます。

⑥自動アップデート

SaaSプロバイダーは、プラットフォームを最新の状態に保つように管理します。

「ソフトウェアアップデート」「パッチ適用」「セキュリティ脆弱性対応」などが常に実施されているため、メンテナンスが不十分なサーバ環境よりも安全であるケースが多々あります。

「SaaS」のデメリット

①ブラックボックス

SaaSアプリは「ユーザーが完全には制御できないブラックボックス」でもあります。

そのため、「SaaSプロバイダーのセキュリティ違反」「サービス中断」などの潜在的リスクが存在します。

②切り替え時のコスト

SaaSアプリを変更する場合には、「データ転送量問題」や「データ形式の互換性問題」などがあるため、新しいベンダーへの切り替えは複雑で面倒なプロセスになる可能性があります。

関連セミナー紹介

セミナータイトル

SaaS型ビジネスチャット(Slack、Microsoft Teamsなど)のデータ損失リスク
~SaaSの責任共有モデルと、対策の解説~

開催日

2021/12/17(金)

セミナー資料

資料タイトル

SaaS型ビジネスチャット(Slack、Microsoft Teamsなど)のデータ損失リスク
~SaaSの責任共有モデルと、対策の解説~

資料ページ数

60ページ

資料イメージ

資料アジェンダ

■アジェンダ

■はじめに
・コロナ禍におけるリモートワークの普及
・リモートワークに伴うビジネスチャットの普及
・ビジネスチャットによるコミュニケーションの加速について
・チーム重視型でコミュニケーションが円滑になる

■ビジネスチャット選定材料
・ビジネスチャットの数は星の数ほど…
・大きく分けてSaaS型とオンプレ型がある
・パブリッククラウドとその他の環境の違いについて
・SaaS選定のポイントについて

■責任共有モデルとは何か?
・Slack顧客サービス利用規約一部抜粋
・クラウドサービスの責任共有モデルは、レンタカーを借りることに似ている
・事故が起きた場合
・クラウドセキュリティの責任共有モデルのイメージ
・サービスのセキュリティが万全でも・・・
・内部インシデントは同乗者がコーヒーをこぼしたようなもの
・SaaSのデータ保存も完全ではない

■ユースケースを考える
・Case1質問:プラットフォーム障害
・Case2質問:乗っ取り被害とデータ復旧
・Case3質問:アカウント停止と営業損失
・Case4質問:設定変更による情報漏えい
・その他

■CHAT-HUB(チャットハブ)のご紹介
・CHAT-HUB(チャットハブ)でメッセージデータを自動アーカイブ
・CHAT-HUBの利用イメージ
・CHAT-HUBの利用イメージのポイント
・ビジネスチャット同期アプリケーション CHAT-HUB(チャットハブ) 製品概要
・アプリケーション設定画面
・HUB設定画面
・クラウド・オンプレミス環境双方に対応

■CHAT-HUBの利用シーン
・複数のビジネスチャットを一元化
・ビジネスチャットアーカイバーとしての利用
・BCP(事業継続計画)対策として
・編集・削除されたデータも記録保管

■パッケージプラン
・パッケージ料金プラン
・今後の開発想定マイルストーン
・ベータ版利用者随時募集中!

■All in One Package「VICENT Cloud」の紹介
・VICENT Cloud について
・提供アプリケーション一覧
・VICENT Cloud サービスレベル目標(SLA)
・一般的なクラウドサービスとの違い
・サーバ・ネットワーク構成例
・サポートメニューについて

「セミナー資料ダウンロード」はこちらから(無料)

最後に

今後も毎日のように、多くのIT関連セミナーが開催されます。
ご自分のビジネスを強化できるセミナーを見つけて、ぜひ参加してみてください!

→マジセミTOPページ


参考サイト
→masterclass.com →What Is SaaS? A Complete Guide to Software as a Service
→cdw.com →What is Software as a Service (SaaS)? Move Your Software to the Cloud
→softwareadvice.com →What is SaaS? 10 FAQs About Software-as-a-Service

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】 2025年「 リスキリング 」の課題📚

デジタル寺田の3分用語解説

2024.12.11

【デジタル寺田の3分用語解説】 2025年「 リスキリング 」の課題📚

2025年の リスキリング 課題は、「企業の人材投資不足」「長時間労働」「自己学習時間の短さ」「職能資格制度」が妨げとなり、「スキル不足を招く悪循環」が指摘されています。企業が未来の競争力を得る鍵であり、AIやテクノロジー進化への対応が急務です。社会全体での意識改革も必要となっています。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 6G 」とは?「5G」とどう違うのか📶

デジタル寺田の3分用語解説

2024.12.11

【デジタル寺田の3分用語解説】「 6G 」とは?「5G」とどう違うのか📶

「 6G 」は、2030年商用化を目指す次世代通信技術で、「5G」の数十倍~100倍の速度を実現。エネルギー効率やセキュリティが向上し、「メタバース」「医療」「教育」など多分野で活用が期待されており、私たちの生活や社会の在り方を大きく変革する可能性を秘めている。

【デジタル寺田の3分用語解説】 サイバー犯罪者向けの生成AI「 WormGPT 」とは?🐛

デジタル寺田の3分用語解説

2024.12.11

【デジタル寺田の3分用語解説】 サイバー犯罪者向けの生成AI「 WormGPT 」とは?🐛

「 WormGPT 」は、サイバー犯罪者向けに開発された生成AIツールで、セキュリティや倫理的な制限がなく、「フィッシングメール作成」や「マルウェア開発」を簡易化します。「As-a-Service」モデルで提供され、アクセスが容易で、犯罪の精度と規模を向上させる脅威となっています。