マジセミドライブ

ウェビナー関連のニュースやITサービス&ツールの最新情報を随時配信します。

OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】oVirt

【OSS情報アーカイブ】oVirt

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「oVirt」とは

概要

oVirt(オーバート)とは、エンタープライズ向けのオープンソース分散仮想化ソリューションです。

「CentOS」や「Red Hat Enterprise Linux」などのOS上に仮想化基盤を構築し、エンタープライズインフラストラクチャ全体を管理できます。

デスクトップ仮想化プラットフォームとしても活用できます。

基本説明

■オープンソース技術

oVirtは、信頼できるKVMハイパーバイザを使用し、「libvirt」「Gluster」「PatternFly」「Ansible」などのオープンソースコミュニティプロジェクトに基づいて構築されています。

■主な機能

・リッチWebベースユーザーインターフェース—管理者およびユーザー向け
・統合管理機能—ホスト、ストレージ、ネットワーク構成
・ライブ移行機能—ホストとストレージ間の「仮想マシン」および「ディスク」
・高可用化機能—ホストに障害が発生した場合の仮想マシンの高可用化 など

経緯

oVirtは「Red Hat Enterprise Virtualization」のベースとなるコミュニティプロジェクトとしてRed Hatによって設立されました。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→oVirt(ovirt.org)

■主要開発元

oVirtは、oVirtコミュニティが中心となり開発が進められています。

→oVirt →Community

■ライセンス情報

oVirtのライセンスは「Apache License Version 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→oVirt →Community →About →Licensing

■動作環境

→oVirt →Documentation →oVirt Installation Guide →Chapter 2: System Requirements

■ダウンロード

→oVirt →Download oVirt

■導入事例

→oVirt →Community →User Stories

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Xen」「KVM」「Proxmox VE」など。

仮想デスクトップインフラストラクチャ「VM Portal」

oVirtは仮想デスクトップインフラストラクチャ機能「VM Portal」として、パーソナルコンピュータのデスクトップに似たデスクトップ環境をユーザーに提供します。

ユーザーは、Webブラウザを介してVM Portalにアクセスし、割り当てられた仮想デスクトップを表示してアクセスします。

VM Portalでユーザーが使用できるアクションはシステム管理者が設定します。

2種類のホストサポート

oVirtは「oVirtノード」と「Enterprise Linuxホスト」の2種類のホストをサポートしています。

環境要件に応じて、oVirt環境で「1つのタイプのみ」または「両方」を使用できます。

→oVirt →Documentation →oVirt Installation Guide →Chapter 5: Introduction to Hosts

ストレージ構成

ストレージドメインは、共通のストレージインターフェースを持つイメージのコレクションです。

「テンプレート」「仮想マシンの完全イメージ(スナップショット)」「ISOファイル」「それら自体に関するメタデータ」が含まれます。

ストレージドメインには「データドメイン」と「ISOドメイン」の2つのタイプがあります。

→oVirt →Documentation →oVirt Installation Guide →Chapter 9: Configuring Storage

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

この記事のタグ一覧

おすすめの記事

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 VMWare 問題 」とは?🖥️

「 VMWare 」の仮想化技術は、「ITインフラの効率化」に大きく貢献する技術ですが、Broadcomによる買収後のライセンス変更が大きな問題として注目されています。柔軟で慎重な契約見直しが今後の鍵となります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 2029年問題 」とは?📅

「 2029年問題 」とは、高校でのデジタル教育改革により、新入社員と既存社員間でデジタルスキル格差が拡大する懸念を指します。企業は早急に対応が求められています。この格差は、企業競争力や業務効率にも、影響を及ぼす可能性があります。

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

デジタル寺田の3分用語解説

2024.11.18

【デジタル寺田の3分用語解説】「 経済産業省:コンテンツ制作のための 生成AI 利活用ガイドブック 」とは?📘

経済産業省による「 生成AI 利活用ガイドブック 」は、企業やクリエイター向けに、安心して「生成AI」を利用するための、「指針」「実例」「注意点」を明示しています。「業務効率化」や「新しいアイデア創出」の支援を目的としています。