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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Cacti

【OSS情報アーカイブ】Cacti

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Cacti」とは

概要

Cacti(カクタイ)とは、ネットワークグラフ作成ツールです。

データロギングおよびグラフ作成ツール「RRDTool」のデータストレージおよびグラフ作成機能を活用するフロントエンドとして機能します。

「ネットワークトラフィック」「CPU使用率」「空きメモリ量」「ディスク使用率」などをグラフ化できます。

「直感的で使いやすいインターフェース」「高度なグラフテンプレート機能」「複数のデータ取得方法サポート」「ユーザー管理機能」などを搭載しています。

「MRTG」代替ツール

同様な人気があるツールとして「MRTG」が有名でしたが開発終了状態となってしまっています。

そのため、Cactiは「MRTG代替ツール」として人気を集めています。

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→cacti.net

■GitHub

→github.com →Cacti/cacti

■ライセンス情報

Cactiのライセンスは「GNU General Public License v2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →Cacti/cacti →LICENSE

■ダウンロード

→cacti.net →download_cacti

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Nagios」など。

「RRDTool」のフロントエンド

■「RRDTool」とは

「RRDTool」とは、時系列データ用の高性能データロギングおよびグラフ作成ツールです。

オープンソース業界標準として利用されており、「シェルスクリプト」「Perl」「Python」「Ruby」「Lua」などのアプリケーションに簡単に統合できます。

→oss.oetiker.ch →rrdtool

■フロントエンド機能

「Cacti」は「RRDTool」の完全なフロントエンドとして機能します。

グラフを作成するために必要なデータを、MySQLデータベースに格納します。

データ入力

Cactiは、入力する必要のあるデータをcronジョブで収集し、MySQLデータベースに入力します。

各データソースを使用して、ローカルまたはリモートのデータを収集し、グラフに配置できます。

主なポイント

・データソース作成機能—カスタムスクリプト定義
・ラウンドロビンアーカイブ機能—非標準の期間でのデータ収集
・複数のデータソースを持つRRDファイルをサポート
・SNMPサポート—php-snmp、ucd-snmp、net-snmp

グラフ作成機能

1つ以上のデータソースを定義することで、そのデータを使用してRRDToolグラフを作成できます。

主なポイント

・ほぼすべてのRRDToolグラフを作成—標準RRDToolグラフタイプ+統合関数
・色選択領域
・自動テキストパディング機能—グラフ凡例テキストの確実な配置
・グラフごとに無制限の数のグラフ項目を定義
・グラフアイテムの迅速な再シーケンス
・CDEF数学関数
・ツリービュー機能—グラフ階層を作成してツリーにグラフを配置
・リストビュー機能—各グラフのタイトル一覧表示 など

ユーザー管理機能

ユーザーベース管理ツールを利用すると、「ユーザー単位+グラフ単位」で操作権限を設定できます。

「グラフパラメータを変更できるユーザー」や「グラフ表示のみ可能なユーザー」などを作成できます。

主なポイント

・各ユーザーは独自のグラフの表示設定を維持
・インターフェースに関する権限設定も可能

テンプレート機能

テンプレート機能を使用すると、「データソース」「グラフ」をグループ化できます。

通常グラフの全フィールドは、グラフごとにテンプレート化できます。

ホスト定義機能によって、新ホスト追加時にホスト情報をポーリングできます。

参考サイト
→cacti.net
→github.com →Cacti/cacti

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