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デジタル寺田の3分用語解説

2025.03.06

【デジタル寺田の3分用語解説】 「 EUデータ法 」とは?🇪🇺

【デジタル寺田の3分用語解説】 「 EUデータ法 」とは?🇪🇺

「 EUデータ法 」とは?

解説動画

解説テキスト

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はじめに

今日は、『EUデータ法』について解説していきます!

まず、「EUデータ法」って何だろうと思う方もいるかもしれませんね。簡単に言うと、データをより公平に使えるようにし、技術革新を促進するための法律です。特にIoT機器が生成する非個人データや、クラウドサービスの利用に関する規定が盛り込まれています。この法律、2024年1月に発効して2025年9月に施行される予定です。つまり、日本企業も時間がありません。製品やサービスがEU市場に展開されているなら、対応を急ぐ必要があるんですよ。

法律制定の背景と適用範囲

法律制定の背景を少し掘り下げてみましょう。

欧州データ戦略

欧州委員会は2020年に「欧州データ戦略」を発表し、その一環としてこの法律が作られました。狙いはデータの流通を促進し、新しい製品やサービスの開発を加速させることです。

データガバナンス法

また、データガバナンス法を補完する形で制定されており、これがデータ利用の条件をさらに明確化する役割を果たしています。要は、データを使ったビジネスがしやすくなるということなんです。

広範な適用範囲

この法律の具体的な適用範囲も重要です。非個人データだけでなく、コネクティッド製品や関連サービス、クラウドサービスの利用、さらには企業間のデータ共有やEU政府とのデータ共有まで、幅広くカバーしています。例えば、工場で使用しているIoT機器が生成する環境データやメタデータも対象になります。
そして、規制違反に対しては、最大2,000万ユーロまたは前会計年度の全世界年間売上高の4%のいずれか高い方の罰金が科される可能性があります。これ、かなり厳しいですよね。

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企業が取るべき対応

ここまで聞くと「具体的に何をすればいいの?」と思うかもしれません。それでは、企業が取るべき対応について話します。

対象確認

まず、自社の製品やサービスがこの法律の対象になるかを確認することが重要です。EU市場で展開しているなら、該当する可能性が高いですよね。

要求事項整理

次に、規則の要求事項を整理しましょう。たとえば、IoT機器の設計では「ユーザーが直接データにアクセスできる」ことが求められるんです。アクセスバイデザインの考え方ですよ。これに加えて、クラウドサービスの利用切替を円滑にするための準備も必要です。

ナレッジ蓄積

さらに、ナレッジの蓄積も欠かせません。法律の詳細を理解し、自社の運用と照らし合わせて対応策を練る必要があります。

専門家の活用

ただ、ここで壁にぶつかる企業も多いんじゃないですか?規制内容が多岐にわたるので、専門知識がないと判断が難しいことも多いです。そんなときこそ、外部の専門家やコンサルタントの力を借りるのも一つの手です。

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ビジネスチャンスとしてのEUデータ法

最後に、この法律を単なるコスト要因として捉えないでほしいということです。

データ流通の円滑化

EUデータ法に対応することで、データの流通がスムーズになり、

新製品・サービス開発

新しい製品やサービスの開発機会が広がるんです。要は、対応すればするほどビジネスチャンスが増えるということですよ。

ビジネスリーダーシップ

これからのデータビジネスをリードするためにも、みなさんも早めに準備を進めましょう。

おわりに

さて、みなさん、いかがでしたでしょうか。
質問があれば、ぜひコメントしてくださいね!

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