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OSS情報
2020.01.01
【OSS情報アーカイブ】389 Directory Server


※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。
「389 Directory Server」とは
基本情報
概要
389 Directory Server(389ディレクトリサーバ)とは、オープンソースディレクトリサーバです。「Fedora Directory Server」の後継で、商用製品の流れを受けており、ユーザフレンドリーなGUIツールの充実などが特徴です。
基本情報
「389 Directory Server」は、RedHat系統のオープンソースLDAPサーバです。
各種クライアントから、設定が極めて簡単に行えます。JavaベースGUIクライアント/Windows版設定クライアントがあります。また、WEBベース設定インターフェイス「Directory Server Gateway」も使用できます。
経緯
直接的な流れとしては、「Netscape Directory Server」→「Ferora Directory Server」→「389 Directory Server」となります。
「iPlanet Directory Server」と「Sun Java System Directory Server」は、この流れの中から派生したディレクトリサーバです。
これらの製品は、細部は異なっても基本的な構造に大きな違いはありません。
「389 Directory Server」と「OpenLDAP」との関係
■両者とも起源は、ミシガン大学のslapdプロジェクト
■コンセプトは共通
LDAPv3準拠
BerkleyDBバックエンド
レプリケーションモデル
アクセスコントロール機能
■実装は大きく異なっている
■「389 Directory Server」のポイント
1.ユーザインターフェース(Webブラウザ管理画面など)は格段に優れている(※前身が商用製品であるため)
2.設定のほとんどをディレクトリデータとして管理している
3.マルチマスタレプリケーションに対応
主なポイント
■ハイパフォーマンス
■高いスケーラビリティ(数千単位の命令実行回数、数万単位の同時利用者、数千万単位のエントリ、数百ギガバイト単位のデータ量)
■セキュアな認証/転送機能(SSLv3、TLSv1、SASL)
■LDAPv3準拠
■高性能DBバックエンド(Berkley DB)の採用
■4ウェイマルチマスタレプリケーション機能(耐障害性/書き込み速度向上)
■「Active Directory」ユーザ/グループ情報同期機能
■GUIインタフェース(ユーザ/グループ/サーバ管理)
■10年以上にわたる開発(同じチームによって継続的に開発)
■豊富なドキュメント
■設定情報のオンラインアップデート対応
同様製品(概要情報)
同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。
商用製品:Microsoft「Active Directory」、「Red Hat Directory Server」など。
オープンソース製品:「OpenLDAP」、「Apache Directory Server」、「OpenDJ」など。
導入事例
中小規模からエンタープライズ規模まで、さまざまな領域で幅広く利用されています。
ライセンス情報
「389 Directory Server」のライセンスは、「GNU General Public License」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。
ダウンロード
※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。
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