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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】baserCMS

【OSS情報アーカイブ】baserCMS

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「baserCMS」とは

基本情報

概要

baserCMS(ベーサーシーエムエス)とは、「日本人が日本人のために開発している」国産CMS(コンテンツマネージメントシステム)です。CakePHPで実装されており、主にコーポレートサイト向きに設計されています。

基本説明

オープンソースフレームワーク「CakePHP」をベースとしているため「高カスタマイズ性」「高メンテナンス性」を特徴としています。

デフォルトでコーポレートサイトとして最低限必要となる各種機能を備えています。

経緯

福岡県のフリープログラマーであった江頭竜二氏によって開発されました。

2009年、自社用CMSと使用していたものをオープンソース化しました。

主な特徴

国産CMS

baserCMSは国産であるため、公式フォーラム/マニュアル/ソースコードコメントなども、すべて日本語が標準です。

海外産CMSに対して、「日本語特化」「わかりやすくやさしいCMS」を目指しています。

カスタマイズ性(CakePHPベース)

オープンソースフレームワーク「CakePHP」がベースになっています。

共通ルール(命名規則など)に従い開発されているため、ソースコード可視性が高く、容易にカスタマイズを行えます。

コーポレートサイト向き

コーポレートサイトをメインターゲットとしており、「コーポレートサイトにちょうどいいCMS」をコンセプトに開発が進められています。

主にコーポレートサイト運営に必要な機能を標準装備し、「シンプルでわかりやすい」サイト運用が可能です。

対応データベース

MySQL」「PostgreSQL」「SQLite3」をサポートしています。

シンプル構成

baserCMSは、他のCMSと同様に、複数ユーザ管理が可能です。ただ、余計な機能を一切省いたシンプル構成にしています。

国産CMSならではの「日本の文化にあわせたわかりやすさ」が特徴です。

ページ管理機能

「Wordが扱えれば更新可能」のコンセプトで、特別な知識がないユーザでも簡単にページ更新を行えます。

ブログ機能

連載コンテンツ向けのブログ機能を使用できます。

複数ブログ設置が可能です。

メールフォーム機能

複数のメールフォームを用途別に設置できます。

テキストエリア/コンボボックス切り替えなども簡単に行えます。

フィードリーダー機能

フィード情報を、どこにでも貼付けできます。

さまざまなサイトのフィード情報を読み込ませて、情報集約ページの作成も可能です。

スマホ・携帯サイト標準対応

PC用サイトとは別の、モバイルサイト用テンプレートで、モバイル用サイトに対応できます。

「画像サイズ自動縮小機能」「カタカナ/全角英数字の自動半角文字変換機能」などを使用できます。

Twitter連携機能

Twitter連携機能により、ブログ記事作成/公開と同時に、Twitterへの告知ツイートが可能です。

テンプレート/テーマ機能

baserCMSのテーマ/テンプレートはPHPで開発されています。

「baserCMS独自関数」や「CakePHP関数」が利用できるため、自由度の高い開発が可能です。

プラグイン機能

プラグインで機能拡張を行えます。「baserCMS独自関数」「CakePHP関数」を使用して、MVC(モデル・ビュー・コントローラー)機構で開発できます。

公式サイト/開発者ブログ/GitHubなどで公開されています。

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「WordPress」「Joomla!」「Drupal」など。

導入事例

導入事例はこちらで紹介されています。
→baserCMS導入事例

ライセンス情報

baserCMSのライセンスは「MIT License」です。このライセンスに従うことを条件として、ソースコードの改変と公開が許可されています。

ダウンロード

ダウンロードページ

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